- C'ISM BE
- 9月1日
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更新日:11月19日

No.2 チコリーとエンダイブ

「チコリー」(学名:Cichorium intybus)はベルギーでよく食される野菜です。ベルギーでのチコリーの名称は、フランス語ではChicon、フラマン語ではWitloofです。
チコリーのグラタンはベルギー料理の中でも代表的なメニューのひとつで、ハムが巻いてあるのが一般的ですが、スモークサーモンが巻いてあるものも時に見かけます。少し苦みがありますが、生のままオードブルやサラダにして食べても美味しいですね。

「エンダイブ」(学名:Cichorium endivia)は一見レタスに見えますが、レタスの仲間ではなくチコリーと同じキク科の野菜です。
広葉タイプのものと葉の形状がギザギザで縮れ葉タイプのものがあり、広葉のものはベルギーではScarole(フランス語)/Andijvie(フラマン語)と呼ばれ、4月頃からマルシェやスーパーに並びます。縮れ葉のものもスーパーでよく見かけますが、このタイプはFriséeと呼ばれており、サラダなどに使われます。フランスでは縮れ葉タイプはChicorée Friséeと呼ばれています。
エンダイブはチコリーと同様に苦みがあるのが特徴です。広葉タイプはアクが強く生で食べるよりも湯通しもしくは茹でるなど、アク抜きしてからの方が食べ易いでしょう。サラダにする場合は、ホットドレッシングをかけると苦みが和らぎます。ベルギーの食卓ではクリーム煮にしてよく食されています。
Keyakiシェフのレシピ集にある「エンダイブのおひたし、ポーチドエッグ添え」は広葉タイプのエンダイブです。茹でるので苦みも残らず、ごま油と卵でマイルドな味になります。おすすめの一品です!
(Texts advised by Keyaki)




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