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  • 執筆者の写真: C'ISM BE
    C'ISM BE
  • 9月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月21日

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No.5 リエージュ・シロップ (Sirop de Liege)


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お店やスーパーで必ず目にするこの製品、リエージュ・シロップ。

シロップという表示があるのでトローッとしているかと思いきや結構固めのゼリーの様な状態。 

100gのシロップを作るのに400gの果物を使用しているとのこと。

試しにちょっと食してみるとあっさりした甘さとまろやかな酸味で美味しい。

パンに塗ってそのまま食べたりもするそうです。


この甘酸っぱさを鳥手羽先の煮込みに使ってみました。

出来上がりは照りが程よく出て、お酢を使ったさっぱり煮の様な風味になります。



【リエージュシロップを使った鳥手羽先の煮込み】


材料 (2人前)


鳥手羽先 6本

ニンニク  2片

ショウガ  1かけ

水    1カップ

醤油  大さじ2

油  少々

*リエージュシロップ 大さじ2(目安ですので好みで調整して下さい。)

*今回はアプリコットバージョンを使用

ごま おこのみ

ネギ おこのみ

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作り方

①フライパンに油をひき手羽先を入れ焼き目を入れます。

②その中にみじん切りにしたニンニクとショウガを入れ手羽先に香りをつけます。

③お水とリエージュシロップ、お醤油を入れ煮詰めます。

  火加減は強火で始め、沸騰したら火を弱めます。

④まんべんなく味がつく様に煮汁を手羽先に何度も絡めます。

⑤水分が無くなるまでじっくり煮たら出来上がり。

⑥仕上げにごまとネギをかけて召し上がれ。


この日は他にきざみオクラと鰹節のねばねばまぜを作り、ご飯と美味しく頂きました!



【リエージュ・シロップの歴史】


リエージュ・シロップの歴史は1902年に創業者のクレメン・ムーレン(Clément Meurens)が父の農園を出てオベル(Aubel)の鉄道と駅の隣に農園を開く事から始まります。もともと17世紀初頭よりエルベ(Herve)地方の多くの農家ではリンゴや洋梨のシロップが作られていましたが、彼の志は彼のシロップをより多く広めることであり、農場の立地条件が彼の狙い通りシロップの普及に貢献した事は言うまでもありません。


1922年には彼の息子クレメント2世が事業に加わり、味の向上やフルーツの新しいブレンドや配合に努めました。 

彼は1937年に有名なレシピ”リエージュの梨シロップ”を考案しましたが、戦争が始まるに伴って製品の供給が困難な状態になっていきました。


戦後1947年、クレメントは遂に"DU VRAI SIROP DE LIEGE”(真のリエージュシロップ)の商標登録を完了しました。 そして彼は同時に新製品を象徴するイメージを当時ブリュッセルで人気デザイナーであったジーン-レオン・ウエン(Jean-Léon Huens)に委託。 その年の春、ジーン-レオンはオベル地域の花咲く梨の木々をスケッチし、そのイラストは今日でも製品のパッケージに見る事が出来ます。


長い歴史を経て愛されてきたリエージュシロップは朝の食卓の定番であり、料理の隠し味として家庭やレストランで使われたり、チーズと一緒に食したりと多岐に渡り食されています。


また以下のリンクではリエージュシロップを使ったレシピも紹介しています。

(参考:Sirop de Liège HP)




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