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No. 15 Coeur de boeuf (クオーレ・ディ・ブエ)
No. 15 Coeur de boeuf (クオーレ・ディ・ブエ) 実際に牛の心臓を見たことはありませんが、ひだが多くあってぶりっとした形、真っ赤な色。これをみると、なぜか「牛の心臓」と聞いて頷いてしまいます。 主な産地はイタリア。イタリアではとてもポピュラーなトマトの一つです。 横にスライスしてみると、ひだが花びらのようになってとても可愛らしいです。果肉が厚く、種やゼリー状の部分が少ないのでサラダやカプレーゼなどの生食に適しており、水分が少ないことからピザのトッピングにはもってこいのトマトです。 スーパーやマルシェなどでよく見かけるトマトですが、売られている段階ではまだ青い状態のものが多くみられます。そういった場合は、青い状態で購入し、2・3日置いておきましょう!すると追熟されて、真っ赤でおいしいトマトになります。 トマトには言わずと知れた成分「リコピン」が豊富。強力な抗酸化作用があるため夏の紫外線によるシミ、シワからお肌を守ってくれる、頼もしい成分です。この「リコピン」は脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収効率がアップします。サラダにドレッシ
9月14日読了時間: 2分


No. 14 コールラビ
No. 14 コールラビ 黄緑色で、丸くごつごつした形! 初めてこの野菜を見たとき、だれもが「なにこれ??」と思っちゃいますよね。 こちらは「 コールラビ 」というアブラナ科で地中海原産の野菜です。 旬の時期は6月~7月で、10月~11月ごろにも出回るそうです。 フランス語では“chou-rave”や、“chou-navet”、ドイツ語や英語では“kohlrabi”と呼ばれ、どちらも「キャベツ+カブ」という意味。キャベツもカブも同じアブラナ科の野菜なので親戚と言えそうですね。 名前の通り、味も似ています。 ほのかな甘み があり、生で食べると カリッと 、火を通すと 軟らかくて食べやすい 。キャベツの芯のような、カブのような・・・ブロッコリーの芯のような味、とも言えるかもしれません。「芯」と聞くと、「あまり美味しくないし、いつもは捨てちゃう・・・」と思うかもしれませんが、 実は夏にピッタリの栄養素が豊富に含まれているんです 。 まずはカリウム。カリウムは体内の水分量を調節する働きをし、 体のむくみや高血圧を抑制する効果 があります。ベルギーの夏は日
9月13日読了時間: 2分


No. 13 ビーツ (テーブルビート)
No. 13 ビーツ (テーブルビート) ビーツ(テーブルビート/カエンサイ)は欧米ではサラダや副菜として一般的に食べられている野菜で、甘くて綺麗な赤色をしています。一見赤いカブの様に見えますが、アカザ科で糖分の多い甘い野菜です。起源は地中海沿岸部で、東欧諸国で食べられるボルシチにも入っていることでも有名ですね。 栄養面では、根の部分はビタミンC、葉酸、カリウムが豊富で、葉の部分は鉄分が豊富だそうです。主には根の部分が食用として一般的です。 葉の部分は炒めると食べやすいです。実はベビーリーフのひとつとしてもよく食べられていて、芯が赤色の葉をしているのがビーツのベビーリーフです。 ベルキーでは、フランス語では”ベトラーブ betterave”、オランダ語では”ビーツ biet”と呼ばれ、6月〜7月が旬の時期です。年に2回収穫時期があるため、11月頃にもマーケットに出回ります。水煮の缶詰も売られているので、そのままサラダに入れたりして手軽に食べられるので便利です 調理方法ですが、生のままで食べる場合は、お料理のデコレーションに使ったり、薄くスライスし
9月12日読了時間: 3分


No. 12 芽キャベツ (Chou de Bruxelles)
No. 12 芽キャベツ (Chou de Bruxelles) 日本のスーパーでも見かけるようになった 『芽キャベツ』 の紹介です。 この野菜の出身は、我らがベルギーのブリュッセル。フランス語名は「ブリュッセルのキャベツ ( シュー・ドゥ・ブリュッセル:Chou de Bruxelles ) 」といい、周辺諸国でもこの意味の名で売られています。 そのほろ苦い大人の味のためか、こちらでは子どもの嫌いな野菜の代名詞。日本で言えばピーマンのような存在でしょうか。 旬は11月から3月頃です。霜が降りる時期のものが甘みが増して柔らかくなります。ビタミンCが豊富で、キャベツの4倍にもなります。柔らかく煮たり、バターソテーにするのが一般的ですが、なかでも人気なのは、ベーコンと炒めたレシピです。ほろ苦さと旨味がからんだ大人の一品。肉料理の付け合わせとしてお楽しみください。 【Chou de Bruxelles 豆知識】 初めて栽培されたのはブリュッセルのSt.Gilles地区。その歴史は16世紀までさかのぼります。当時、街壁の外にあった菜園で市内市場向けに栽培
9月11日読了時間: 3分


No. 11 マーチェス (Maatjes)
No. 11 マーチェス (Maatjes) 5月頃から「マーチェス(Maatjes)」という魚がマルシェやスーパーで見かけられます。その年の冬の長さで変わるそうですが、一般的には旬はオランダ産のものが出回る6月と7月で、オランダ産はHollandse NieuweやMaatjesharingと書かれていることもあります。旬の時期以外にもスーパーにありますが、一度冷凍にされたものもあるようです。 一見イワシやアジの種類の魚にも見えるこのマーチェスは、長さ10センチくらいで産卵期の前の若いハーリング(ニシンの一種)です。軽く塩漬けされていて、そのまま生で食べます。玉ねぎのみじん切りをのせて食べるのが一般的で、生臭さが気になる場合はレモンをかけると良いかも。また、付合せにビーツ(ベトラーブ)を添えると、甘さと塩味がマッチして美味しいそうですよ。青魚がお好きな方や生魚が好きな方は、ぜひ食べてみてください。白ワインや白ビールとも合いますね。 日本人としては、わさびを少しつけて食べたり、アジのたたきの様に生姜と葱を混ぜてたべるのもアリかも。ちょっとしたお
9月10日読了時間: 2分


No. 10 ムール貝 (Moule)
No. 10 ムール貝 (Moule) ベルギーではレストランで食べるばかりではなく、簡単料理としてたいていの家庭で作られています。スーパーでは真空パックの新鮮なムールが出回ります。 ベルギーではオランダのゼーランド産が出回る7月中旬からイースターまでが美味しい時期と言われており、中でもベストシーズン「旬」は秋・冬です。 一方、日本ではというと、専門業者による養殖も盛んになり、ネット注文できるまでになってきました。 蒸し加減にさえ気を配っていればOKの「超」簡単で、豪華な蒸しムールを作ってみましょう。 下ごしらえ。日本のアサリとどう違う? アサリなら一晩塩水につけて砂を吐かせます。せっかちさんの多い(?)ベルギーでは、一晩置くなんてそんなに待てるわけがありません。ムール貝の多くは予め砂をはかせて売られているので、買ってきたら軽く水洗いの後、いきなり鍋に投入。表面のフジツボも気にしない。 また、ムール貝には足 糸 (そくし)というひげのようなものが中から出ていますが、とりにくい上、毒でもないので気にしない。下ごしらえはいらない、というのがベルギー
9月9日読了時間: 4分


No. 9 パプリカ Paprika
No. 9 パプリカ Paprika ベルギーのパプリカはキングサイズ。赤色や黄色は色どりが綺麗ですね。肉厚もありとってもジューシー。緑色のパプリカもピーマンとは違って肉厚で甘みがありますよね。 特に赤いパプリカは、ビタミンCやカロテンが多く含まれているそうです。更にカプサンチンという成分は、高い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にも効果があるそうです。 ソテーにしたりサラダにしたり、でもたくさんは食べれないこともありますが、スープにするとたくさんいただけます。 ゲント育ちのベルギー人・料理男子にとっておきのレシピを教えてもらいました。野菜嫌い子どもも食べられちゃうおいしさです。 【 簡単&栄養満点♪パプリカスープ 】 <材料 4人分> パプリカ:3つ ポワロー:1/2本 水:1L ハーブ(herbes de Provence) 塩・コショウ:少々 ハーブ入りクリームチーズ、またはブルサンboursin(写真参照):お好みで *boursinにはいろいろな種類があります。今回はニンニク&ハーブを使用。 パセリ(飾り用):少々 <作り方>...
9月8日読了時間: 2分


No. 8 ポワロー Poireau
No. 8 ポワロー Poireau 下仁田ねぎに似た太さで、日本では「ポロねぎ」とも呼ばれるポワロー。リークや西洋葱とも呼ばれることもあり、日本の葱よりも甘みがあり、緑の葉の部分はつぶれた形になっています。 サラダ、マリネ、スープ、煮込み、ソテーなどなど、実に色んな食べ方があります。じっくり焼けばあまみが出て、中がトロ~ンとなり、そのまま味噌をつけていただくのも美味しいですよ。 今回は、ベルギー人家庭に常備してあるポワローのレシピをいくつか紹介します。 どれも簡単なものばかり!ぜひ試してみてくださいね。 【 とっても簡単♪ポワローのキッシュ 】 【材料】 直径30センチのタルト型1枚分 パイ生地 1枚 (Feuilleteeと表示されている市販品、 右写真参照) ポワロー 2本 *キッシュ生地 (下記5つ) ・卵:4個 ・生クリーム:200cc (うち100ccを牛乳で代用してもよい) ・塩・コショウ・ナツメグ:少々 ・粒マスタード(あれば):小さじ1 作り方】 パイ生地をタルト型にしき、フォークで生地の表面全体に
9月7日読了時間: 2分


No.7 タヒニ
No.7 タヒニ 『タヒニ』 という練り胡麻ペーストはご存知ですか?一般のスーパーではまだ見かける率は低いですが、ビオショップや(意外と)小さめのショップで見かけます。 日本でも馴染みのある「練り胡麻」は名前を変えて色々な国々で使われています。特にアラブ諸国、ギリシャ、イスラエルでは 『フムス』 (hummus)というヒヨコ豆(英語でchickpeas、またはガルバンゾービーンズ)のディップが常食されており、これを作るのにタヒニは欠かせません。フムスは大変簡単に作れて、とても美味しいので是非トライしてみて下さい。 【フムスの作り方(6人分)】 ・タヒニ 150l (*1) ・乾燥ヒヨコ豆 110g ・レモンジュース 2個分 ・ニンニク 大きめ2粒 ・オリーブオイル テーブルスプーン 4杯 ・塩、コショウ 少々 (*1: フムスを作る際のタヒニは煎ってない白胡麻ペーストを選んで下さい。煎ってあるペーストは苦みがあります。) ①乾燥ヒヨコ豆を一晩水に浸します。 (時間が無ければ、熱湯に入れ2時間漬けておく。) ②浸しておいたヒヨコ豆を柔らかくな
9月7日読了時間: 2分


No.6 ルバーブ (Rhubarbe)
No.6 ルバーブ (Rhubarbe) ”ふき?”と一瞬思ってしまう野菜、 ルバーブ 。+ ルバーブは英語でRhubarb、フランス語ではRhubarbe、オランダ語ではRabarberです。和名は「食用大黄」で原産地はシベリアで、欧米ではポピュラーな食材です。ボクトツとした見た目からは想像出来ない程に酸っぱいので、砂糖を加えてジャムやパイのフィリングとしてヨーロッパでは使われています。 季節としては春夏の野菜らしく、ベルギーでもこの時期にスーパーでよく目にします。栄養的には野菜のなかでも、カリウム、カルシウム、食物繊維が豊富で、赤色の色素成分にはアントシアニンと呼ばれる成分があり、抗酸化作用があるそうです。 今回は「 ジャム」 を作ってみました。 レシピは以下の通り、作り方はとっても簡単です。 【材料】 ルバーブ(茎) 500グラム(3cm位にカット) 砂糖 500グラム(お好みで調整を!) レモンジュース 60ml バニラ 少々 【作り方】 全ての材料をお鍋に入れ、一晩おきます。 固かったルバーブは、翌日にはしんなりしています。...
9月6日読了時間: 2分
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