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  • 執筆者の写真: C'ISM BE
    C'ISM BE
  • 9月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月19日

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No. 17 パネ (panais)


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人参に似たパネ(仏語panais)またはパスティナーク(蘭語 pastinaak)という白い野菜をご存知ですか?旬は秋冬。寒い時期の根菜で、別名にパースニップ、シロニンジン、サトウニンジン、アメリカボウフウがあります。人参と同じセリ科の野菜なので見た目や香りは人参にそっくりですが、加熱して食べるとサツマイモのように甘く、ほくほくとした食感になります。


また、栄養も豊富です。パネの主な栄養素は食物繊維、カリウム、葉酸と豊富なビタミン(B1、B2、C、E)で、カルシウムやリン、マグネシウムなどのミネラルも含んでいます。それらの栄養により、疲労回復効果や皮膚、粘膜の正常化、血管の老化予防、動脈硬化の予防、そして免疫力を高めて高血圧予防などが期待できます。食物繊維も豊富なので便秘の解消や、葉酸で貧血予防にも効果的です。またガン予防にも効果があるとの研究結果もあります。しかし、葉や茎部分には光線過敏を起こす成分が含まれているため、調理する際は注意するようにしましょう。


そんな栄養満点のパネ。加熱調理をすると濃厚な甘味を味わうことができます。

ベル通スタッフもパネを使って料理を作ってみましたので、ご紹介させていただきます。


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【パネとポワローのポタージュ】

《材料》  (4~5皿分)

  • パネ        1本   

  • ポワロ−   1本

  • 水         300ml〜400ml

  • 牛乳       200ml

  • コンソメ      1個

  • 塩・こしょう   少々   

  • オリーブオイル、バタ−  適宜


《作り方》

  1. 皮を剥いたパネと、ポワロ−は輪切りにし、オリーブオイルもしくはバターで炒めます。

  2. しんなりしてきたら水とコンソメを入れ柔らかくなるまで煮ます。

  3. 柔らかくなったら、ミキサーやハンドブレンダーにかけ、滑らかになったら牛乳を入れ、弱火で煮ます。最後に塩コショウで調整します。


 ※水や牛乳、調味料の分量はお好みで調整してください。


 パネの甘味が引き立つ温かいスープは、寒い冬にぴったりの一品です。


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【パネとパプリカの塩きんぴら】

《材料》  (4人分)

  • パネ    1本

  • パプリカ(お好きな色) 1個

  • 砂糖(今回はカソナード使用) 大さじ1〜2

  • 酒(あれば)          大さじ1

  • 塩                 小さじ1/2

  • すりごま            適量

  • オリーブオイルなどの炒め用油 適量


《作り方》

  1. パネは皮を剥き細切り、パプリカも種とヘタを取り除き細切りにします。

  2. フライパンに油を熱し、パプリカとパネを炒めます。

  3. しんなりしてきたら調味料を加えます。

  4. 水分がなくなるまで炒めたらすりごまをお好みで加えます。


※パネは人参よりも火の通りが早く、長く炒めるとジャガイモのような食感になるため、硬めの食感がお好みの方は炒める時間を短めにしてください。


上記で紹介した調理法の他にも、細切りや薄切りにしてそのままフライにしたり、スープやピュレにしても良いです。煮崩れしないので煮込み料理にも向いているそうです。


栄養満点でとっても甘い野菜のパネ。調理もしやすいので、スーパーなどで見かけたら是非手にとってみてください。


オリジナル記事:2019年10月17日作成




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