- C'ISM BE
- 9月13日
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更新日:11月19日

No. 14 コールラビ

黄緑色で、丸くごつごつした形!
初めてこの野菜を見たとき、だれもが「なにこれ??」と思っちゃいますよね。
こちらは「コールラビ」というアブラナ科で地中海原産の野菜です。
旬の時期は6月~7月で、10月~11月ごろにも出回るそうです。
フランス語では“chou-rave”や、“chou-navet”、ドイツ語や英語では“kohlrabi”と呼ばれ、どちらも「キャベツ+カブ」という意味。キャベツもカブも同じアブラナ科の野菜なので親戚と言えそうですね。 名前の通り、味も似ています。ほのかな甘みがあり、生で食べるとカリッと、火を通すと軟らかくて食べやすい。キャベツの芯のような、カブのような・・・ブロッコリーの芯のような味、とも言えるかもしれません。「芯」と聞くと、「あまり美味しくないし、いつもは捨てちゃう・・・」と思うかもしれませんが、実は夏にピッタリの栄養素が豊富に含まれているんです。

まずはカリウム。カリウムは体内の水分量を調節する働きをし、体のむくみや高血圧を抑制する効果があります。ベルギーの夏は日が長いですから、ついついビールと共に塩気のあるおつまみも進んでしまいますし、薄着をするには体もスッキリさせたいところ。そんな時に、カリウムの多く含まれる食品が役立ちます。コールラビにはキャベツの倍のカリウムが含まれているので効果的に摂取できます。
次にビタミンC。その含有量は緑黄色野菜には劣りますが、淡色野菜の中ではトップクラス!またまたキャベツを上回るビタミンCがコールラビには含まれています。美白効果やコラーゲン生成促進効果のあるビタミンCは夏に必須のビタミン。コールラビのビタミンCは加熱しても壊れにくいのがうれしいポイントです。
このコールラビ、調理法は無限大!アクがなく甘みもあるので、加熱調理はもちろん生でも美味しく食べられます。浅漬けやピクルス、スライスしてサラダやカルパッチョにしたり、大根やカブのように煮物や味噌汁、スープ、きんぴらや炒め物にしても味が染みて美味しいです。皮が厚く固いので、厚めに剥いて調理しましょう。 見た目以上に様々なシーンで大活躍なコールラビ、ぜひ試してみてください。

<畑での収穫シーン>






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