- C'ISM BE
- 9月11日
- 読了時間: 3分
更新日:11月19日

No. 12 芽キャベツ (Chou de Bruxelles)

日本のスーパーでも見かけるようになった『芽キャベツ』の紹介です。 この野菜の出身は、我らがベルギーのブリュッセル。フランス語名は「ブリュッセルのキャベツ ( シュー・ドゥ・ブリュッセル:Chou de Bruxelles ) 」といい、周辺諸国でもこの意味の名で売られています。
そのほろ苦い大人の味のためか、こちらでは子どもの嫌いな野菜の代名詞。日本で言えばピーマンのような存在でしょうか。
旬は11月から3月頃です。霜が降りる時期のものが甘みが増して柔らかくなります。ビタミンCが豊富で、キャベツの4倍にもなります。柔らかく煮たり、バターソテーにするのが一般的ですが、なかでも人気なのは、ベーコンと炒めたレシピです。ほろ苦さと旨味がからんだ大人の一品。肉料理の付け合わせとしてお楽しみください。

【Chou de Bruxelles 豆知識】
初めて栽培されたのはブリュッセルのSt.Gilles地区。その歴史は16世紀までさかのぼります。当時、街壁の外にあった菜園で市内市場向けに栽培されたのが最初と言われています。通常のキャベツの何倍もの長さになる茎部分に実る傍芽の部分が食べられます。家庭菜園でもしばしば作られたり、冷凍食品でも売られている、地元では人気の野菜です。
【レシピ:ベーコンと芽キャベツの炒め物】
材料 (付け合わせ用2人分)
芽キャベツ 20個
ベーコン 50g (3mmくらいの拍子木切り )
エシャロット 2個
タイム 少々(あれば生枝 1)
ナツメグ 少々
サラダオイル または オリーブオイル 大さじ1
作り方
芽キャベツを塩茹でし、水気を切る。(蒸してもOK)
エシャロット細かいみじん切りにする。
大きめのフライパンにサラダオイルを熱し、エシャロットを軽く炒める。
エシャロットが透明になって来たところで、ベーコンを加えて十分炒める。
ベーコンがカリカリになる直前に、茹でた芽キャベツを加える。
タイム、ナツメグ、コショウを加え表面を炒めて、できあがり。
ポイント
-ベーコンの塩味が効いているので、炒める時に塩を足さなくても大丈夫。
-湯で加減はお好みで。少々色が悪くなるくらいに柔らかく調理するのがベルギー流。
-仕上げに生クリーム大さじ4を加えて炒めてもおいしい。
【逆ロールキャベツ】
<おまけのオリジナルレシピ。中からキャベツがでてくるロールキャベツ。>
材料(2人分)
合挽き肉120g、玉ねぎ(細かいみじん切り)1/4個、バター大1、パン粉1/3カップ、牛乳1/4カップ、卵1個、塩コショウ、
ソース用材料 / 玉ねぎ(薄切り)1/4個、ベーコン4枚(拍子木切り)、バター大1/2、
ブイヨン3カップ、水煮トマト缶1缶(細かく刻んでおく)、バジル、塩コショウ
作り方
芽キャベツはかために塩茹でし(または蒸す)、水気を切る。
パン粉は牛乳にひたしておく。
ボウルに合挽き肉、玉ねぎ、パン粉、卵を入れ、粘りが出るまでよく混ぜ、塩コショウで味を調える。8等分にしておく。
芽キャベツを3.の肉で包み団子状にしっかりと固める。
鍋を熱してバターを溶かし、ソース用の玉ねぎ、ベーコンを炒め、水煮トマトとバジルを加えて4.を並べ、ブイヨンを注いでじっくり煮る。最後に、塩コショウで味を整える。




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