No.７　チコリグラタン ベルギーの家庭料理の定番！ チコリのグラタンは、ベルギーでは家庭料理の定番で、みんな大好きな一品です。 チコリ はベルギーの代表的な野菜で、グラタンはもちろんお肉料理の付けあわせとしてよく出てきます。炒めると生で食べるときとは違う食感があり癖になります。最初はこの苦味が苦手な方も多いかと思いますが、慣れるとその苦みがたまらない！ 今日はチコリのグラタンのレシピを、写真とともにわかりやすくご紹介します！ 【材料】 チコリ　　　5個 ハム　　　　8枚 牛乳　　　 700ml エメンタールチーズ（溶けるチーズならOK）　　200g バター　　　30g 小麦粉　　　40g 塩　　　　　　適量 こしょう　　　適量 エメンタールチーズ（溶けるチーズならOK）　ソースの上にのせる分　適量 【作り方】 ①　チコリの根元の部分を切り、縦に四等分カットします。※チコリは苦味がある野菜なので、苦味が集中する根元の部分を切ると苦味が和らぎます。 ②　フライパンにバターを引き、きつね色になるまで炒めます。 ③　別の鍋かフライパンでチーズソースを作

No.６　バターナッツグラタン バターナッツ（Butternuts）という野菜をご存じですか？作り方も２種類ご紹介します。 その名前からナッツの仲間なのかと思いきや、実はカボチャの新種である野菜です。アメリカ生まれですが、ベルギーでも有機食品店やスーパーなどでよく見かけるようになってきました。 形はひょうたん型、皮の硬さは西洋カボチャと日本カボチャのちょうど中間、皮むき器でもむけるほどの薄さです。 生でも食べられ、シャクシャクした食感は、甘くない柿のようでもあります。 今回はベルギーで人気のあるグラタンのレシピをご紹介します。 新感覚のかぼちゃ、一度お試しあれ！ 【バターナッツのチーズたっぷりグラタン】 ナッツの風味とヤギチーズとの相性抜群。ヤギの独特な匂いは和らぎますが、苦手な方は塩抜きしたフェタでも代用可。 ＜材料　４人分＞ バターナッツ　1個 シェーブルチーズ1個（２００ｇ） ベーコン200g　（拍子切り） にんにく1片 生クリーム40ｍｌ すりおろしたエメンタール50g ＜作り方＞ オーブンを200°Cに予熱します。 バターナッツの皮をむ

No.5　ポワロ―とマッシュルームのポタージュ 冷蔵庫にこの2つ、残っていませんか？ 使い方がマンネリ化しやすく、冷蔵庫でも場所をとってしまうポワロ―。 痛みが早く、すぐに茶色くなりがちなマッシュルーム。 この2つの食材、実は秋から冬が旬。 寒い日にピッタリ、コク深く体温まるポタージュを作ってみてはいかがですか？ とっても簡単で、冷蔵庫の整理にもなる、そしておいしいレシピを紹介します。 【ポワロ―とマッシュルームのポタージュ】 《 材料 》 4人分 ・ポワロ―　　2本　(約300g) ・マッシュルーム　小15個くらい(250gパック半分) ・バター　　20ｇ ・ブイヨンキューブ　1個（チキンブイヨンがおすすめです） ・牛乳　　200㏄(固さはお好みで) ・塩 ・コショウ 《 作り方 》 ポワロ―はよく洗い、白い部分だけ使う。1cm幅に切る。マッシュルームは濡れたキッチンペーパーで汚れをふき取り、2等分(大きいものは4等分)に切る。 鍋にバターを溶かし、ポワロ―を入れ中火でじっくり炒める。焦がしてしまうと舌ざわりや風味が悪くなってしまうため、焦がさ

No.4　フェンネルとサーモンのクリーム煮 日本ではあまり馴染みのないフェンネルをお魚料理に 今回紹介するレシピは、葉ではなく肥大した株元(白い部分)を野菜として使用する 「フローレンスフェンネル(別名　フィノッキオ）」 を使った「 フェンネルとサーモンのクリーム煮 」です。 【材料：２人分】 フローレンスフェンネル　　1/２個 サーモン　　　　　　　　　約250ｇ ブラウンマッシュルーム　　大2つ 無塩バター　　　　　　　　10ｇ ブイヨン　　　　　    　　　1/4個 塩コショウ　　　　　　　     少々 生クリーム(30%)　　　　 　100㏄ フェンネルの葉(あれば)　 　飾り用 【作り方】 ①フェンネルとマッシュルームを5㎜幅程度にスライスします。 ② サーモンを半分にカットし、塩コショウで下味をつけておきます。 ③大きめのフライパンにバターを溶かし、フェンネルを中火で炒めていきます。 ④ 火が通ってきたらマッシュルームとブイヨン、水10㏄を入れ同じように炒めます。 ⑤炒めている間に、サーモンの表面をキッチンペーパー

No.3　Waterzooï　（ワーテルゾーイ） 鶏肉をクリームで煮込むベルギーの郷土料理 「ゲント風ワーテルゾーイ」 クリームシチューのような見た目で、スープはわりとさらっとしてるのに、じっくり煮込まれた野菜と鶏肉の旨味と、クリームのコクがとっても美味しいこの料理。 家庭の味の代表的な料理です。ベルギーの北西部にあるゲント発祥で、もとは鶏肉ではなく川魚が使われていましたが、川の汚染による影響や庶民に手の届きやすい食材であった鶏肉も使われるようになったそうです。ワーテルゾーイには魚介を使ったものもありますが、鶏肉を使った「ゲント風ワーテルゾーイ（Gentse Waterzooi）」のレシピをご紹介します。 【材料：4人分】 鶏もも肉　　500ｇ 玉ねぎ　　　中1個　 　(今回は小2個を使いました） 人参　　　　1本 セロリ　　　枝一本 ポワロ―　　1本 じゃがいも 　中2個 無塩バター　10ｇ チキンブイヨン　1個 白ワイン　　100㏄ ローリエ　　2枚 タイム　　　3・4本 生クリーム(30％のものを使いました）100㏄

No.2　 Lapin à la Gueuze （ウサギのグーズ煮） グーズビールでウサギ肉を煮込むベルギーの郷土料理 ベルギー伝統料理のひとつにウサギの肉を グーズビール で煮込んだ「ウサギのグーズ煮/Lapin à la Gueuze」という料理があります。当初は「ウサギを食べるなんて～！」と思っていましたが、食べてみるとお肉が柔らかく鶏肉よりもジューシーで、何より美味しい！時にはベルギーのスーパーでも特売でウサギのお肉を見かけます。ビールはグーズを使用する場合は丸一日アルコールに浸ししておいたプルーン１０粒が必要となります。無ければお手軽に ランビック （プルーン無しで可）でも大丈夫です。今回は、フルーツランビックのクリークを使い、自宅で作れる簡単レシピをご紹介します。 【材料：2人分】 ウサギの肉　（2切れ） バター　（20g） 小麦粉　（50g） グーズビール or ランビックビール　（小瓶１本） 玉ねぎ　（１個） 塩･こしょう　(少々) ローリエの葉　(2~3枚) ブイヨンキューブ（1個） カソナード（大さじ１） .

No.1　 Salade Liégeoise （サラダ・リエジョワーズ） リエージュ発祥の家庭料理の温サラダ　Salade Liégeoise なかなかレストランでは見かけない、ごくごく普通の家庭料理なのでご存知の方は少ないかもしれませんが、冬にお勧めの暖かい一品です。 「サラダ」と聞くと冷たいサラダを思い浮かべる方が多いと思いますが、この料理サラダと名が付くのに暖かいんです。 では何故サラダというのか？ それは全ての材料を『混ぜ合わせる=mélanger』というところから来ているそうです。 冷たいサラダもお皿によそう時に混ぜ合わせますよね。 それと同じだからだそうです。ちょっとしたトリビアですね。 今回はこのサラダ・リエジョワーズのレシピをご紹介したいと思います。 【材料：約4人前】 じゃがいも　ちょっと大きめの１口サイズ　1kg エストラゴン酢 Vinqigre à l'estrqgon 　 （無ければ普通の酢でOK）少量 インゲン Haricots（今回は缶使用）400-500ｇ ラルドン Lardon （ベーコン）　200ｇ ..