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  • 執筆者の写真: C'ISM BE
    C'ISM BE
  • 11月16日
  • 読了時間: 4分

更新日:11月20日

アントワープに日本式エステ「和顔」がオープン

心と肌を癒す「米ぬかオイル」のトリートメント体験

ベルギーの秋が深まり、肌の乾燥や冷えが気になる季節になりました。
そこで今回はアントワープにオープンしたサロン「和顔(わがん)」をご紹介します。
スタッフが実際に体験した様子をレポートします。

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都会の中の隠れ家

最寄り駅はトラム・バスのNational Bankです。交通の便がよく、そこから徒歩約600メートルです。「Maison Victoire」という医療フットケアサロンの中に「和顔」があります。白を基調としたインテリアで、落ち着きがありとても心地よい空間です。










米ぬかオイルのエステを体験

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今回体験させていただいたのは、フェイシャルとヘッドマッサージが含まれた日本式トリートメントです。
まずは、施術内容の説明を受けて、アロマオイルを選びます。アロマオイルは、マッサージ前にリラックスのために使うものです。オレンジ、ゼラニウム、杉の3種類の中から、今回は「杉」をチョイス。
上半身をタオル地のポンチョに着替えたところで、ゆっくりと深呼吸して呼吸を整え、マッサージに挑みます。杉の森の香りに包まれながら、ふんわり柔らかいベッドに横たわります。背中の肩甲骨の間あたりがほのかに温かくなっています。
そして、施術はクレンジングから始まります。まつ毛一本一本のマスカラも拭ってくれて、優しく丁寧でした。拭き取りも、目にパッティングしたり、ひんやり気持ちよかったです。

オーガニック・オイルが導く、しっとりとした肌

次に蒸しタオルでお肌を包んで、オイルによるマッサージの開始。オイルはさらりとして香りもほのかで良い香り。
軽やかな指の動きのタッピングは久しぶりに堪能しました。あまりに気持ちよくて寝落ちしてしまいそうになるほど。
使用されているのは、ドイツ・Mimi ferments社の「米ぬかオイル」。有機材料のみを使用し、添加物を加えずに自然発酵で作られており、保湿性が高いのだそうです。
和顔オーナーでありエステティシャンの石川さんは「お肌に直接触れるものなので、自然由来のものを選びたい」と話します。オイル以外の製品もすべてオーガニックにこだわり、肌へのやさしさを大切にしているそうです。

頭から全身へ、ポカポカ温まるヘッドマッサージ

続いてヘッドマッサージへ。
それまでとはうって変わり、頭皮やツボを指の腹でぐっと刺激されました。
百会(ひゃくえ)から耳まで、満遍なくほどよい力で。

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フェイスマッサージ中も身体が温まり、血行がよくなってきているのに気づいたのですが、さらに
ポカポカしてきてうっすら汗ばむほどです。

頭や首の血流が整ったところで、余分なオイルを軽くふき取り、施術は終了。
その後、日本茶と羊羹をいただきながら、ゆったりと余韻にひたる時間がありました。
75分(フェイス・ヘッド施術60分、その他15分)という所要時間は、ちょうどよかったです。


日本式エステを受けた感想

今回驚いたのが、フェイシャルと頭皮のマッサージを受けただけなのに、こわばっていた首肩までもがすっきりと軽くなっていたこと! また、前日に一日中働いてくたくただったのに、鏡をみると目がぱっちりして、むくみがとれて生き返った感じがしました。
「心と体を穏やかに解きほぐし、リンパの流れや血行を促進して肌に自然な活力をもたらす」というこのマッサージの特徴をまさに実感しました。(※筆者個人の感想です)


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「和顔愛語」の心を大切に

「毎日忙しくて、自分のことは後回しになっている人に、ほっとできる時間を届けたい」と石川さん。石川さん自身も元はIT業界で働き、仕事と子育てに追われる日々を送っていました。ふと「これからは好きなことをして生きたい」と思い始めた頃に、この米ぬかオイルと出会ったのだそうです。それから日本でフェイシャルを学び、癒しの仕事を志しました。
「和顔」という店名は、仏教用語の「和顔愛語(わげんあいご)」に由来します。「優しい言葉と穏やかな表情が、人と人との調和を生む」という意味が込められています。その精神を大切にした施術とおもてなしを心がけているそうです。

【和顔 Wagan】

所在地:Van Breestraat 18, 2018 Antwerpen(Maison Victoire内)
予約はウェブサイトやSNSから可能です。30日前から12時間前まで受け付けています(英語・オランダ語・日本語)
サイト: https://wagan.be/           インスタグラム: @wagan.antwerp
フェイスブック: wagan.antwerp




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