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9月11日
読了時間: 7分

更新日:9月19日

公共交通機関に乗って出かけよう!

ブリュッセル基本編 〈2026年訂正版〉


 ベルギーは、日本ほどではありませんが都市部の公共交通機関が比較的発達しており、近ごろはデジタル決済の普及でさらに便利になってきました。
今回はブリュッセルの地下鉄・バス・トラムの最新情報をお届けします。観光客の方も、久しぶりに地下鉄に乗る在住者の方もどうぞご活用ください。

目次


ブリュッセル市内交通の基本

ブリュッセル市内と郊外近郊の地下鉄・バス・路面電車(以下トラム)は、STIB/MIVBによって運行されています。鉄道は国鉄であるSNCBが運行しています。共通のBrupassという切符でどれでも乗ることができます。


また、STIB/MIVBだけでなく、SNCBやDe Lijn、TECのバスも利用できる区間があります。


バス・トラムの乗り方はこちら
運賃に関しては以前、こちらにも同じ内容を掲載しています。

現金では払えない?日本とは違う運賃に関するあれこれ
 料金は距離制ではなく時間制です。地下鉄・バス・トラムは共通運賃となっており、最初の検札(乗車登録)から60分以内であれば、何度乗り換えても追加料金はかかりません。ただし、乗車のたびに必ず検札を行なってください。

 運賃の支払い方法を比べてみましょう

サービス名

支払い方法
1回あたりの運賃
メリット
デメリット

モバイル
ウォレット
非接触決済
Apple Pay、Google、Samsung Pay、Garmin、Fitbit Pay
€2.40
  • 事前購入の手間が不要
  • 読み取り機の台数が少ない
  • 不具合で読み取りできないことがごくたまにある。
  • 複数人での同時購入不可
コンタクトレス非接触決済
Bancontact
€2.40 

  • 事前購入の手間が不要
  • 1日の利用料金の上限が8.50ユーロに設定されており、4回以上の以上は乗車は実質無料
  • ベルギー国内または欧州で有効なカードに限る
  • 複数人での同時購入不可
STIBアプリ
€2.70
(Brupass)
€1.89
(10回券の場合)
  • アプリで完結
  • 回数券が買える
  • 複数人で同時使用可
  • 国鉄、De Lijn、TECでも使える
  • 読み取り機の台数が少ない
  • 不具合で読み取りできないことがある。
  • wifiがないと使えない。
プリペイド式
ICカード
€2.70
(Brupass)
€1.89
(10回券の場合)

  • 回数券やシーズンチケット(定期)が買える
  • 複数人で同時使用可
  • 国鉄、De Lijn、TECでも使える
  • 事前に6ユーロのカードを購入する必要がある。
  • チャージは駅か自販機でしか行えない。*アプリに読み込ませたカードでは可能
紙チケット
窓口や自動販売機にてクレカまたは現金
€2.90
  • 現金でも購入可能(一部販売機のみ)
  • スマホの電源の心配不要
  • 料金が割高
*料金は2026年9月のものです

*Brupassとは他社乗換ができるSTIB/MIVBチケットのことです

各種チケットについてはこちら

実際の使い方について、さらにくわしい解説をしています。


お得な支払い方法は?
旅行者と居住者では、使い勝手が違ってきます。

【旅行者の場合】
 旅行者にお得なのは、「モバイルウォレット」。 最も安い基本料金で利用できます。
 10回以上使うのであれば、「デジタルチケット」回数券がお得。基本料金の30%オフの上、複数人で同時に乗車できるため、無駄なく使い切ることができます。
 「デジタルチケット」は、アプリで購入するQRコードのチケットになっています。乗車したと同時にアプリでActive(有効化)することによって使うことができます。地下鉄の改札ゲートでは、QRコード読み取り機にかざして入場してください。

【居住者・長期滞在者の場合】
 居住者や長期滞在者には、「デジタルチケット」回数券か「MOBIBカード」の回数券が最も経済的です。MOBIBカードは初期費用6ユーロがかかってしまうのですが、シーズンパス(1ヶ月・1年)が購入できるので、利用している方は多いです。

【どちらにとっても、最も割高なのは・・・】
紙の1回券チケットです。基本料金に加えて、紙代として0.50ユーロが上乗せされます。現金しか持っていない場合の最終手段と考えておくとよいでしょう。地下鉄駅窓口か停留所の自動販売機で購入できます。

市内チケットと郊外チケット
ブリュッセル市内はBrupassゾーン、郊外はBrupassXLゾーンと呼んでいます。STIB、国鉄SNCB、De Lijn、TECの全てに共通です。
チケットには下記の種類があります。行き先によって使い分けましょう。

  • 基本チケットーブリュッセル市内かつSTIBのみ(アプリでは利用不可)
  • Brupassーブリュッセル市内で使える
  • Brupass XLーブリュッセル郊外に使える
  • Airport2Cityーザベンテム空港から市内を結ぶ空港線(12号線)バス(「デジテルチケット」では利用不可)

    BrupassとBrupassXLの対象ゾーンマップはこちら 

    STIB|Brupass XL Network Map 



チケット抜き打検札

乗車料金を払っていないと、その内容により10ユーロから408ユーロまでの罰金を取られます。検札員が頻繁にチェックしており、言い訳は一切聞いてくれません。むっちゃこわいです。必ず正しい料金でのご乗車を。

6歳未満の子どもは無料です。それ以上の子どもは大人と同じ料金になります。ただしMOBIB-12を申し込むことで12歳以下は無料となります。


どれか迷ってしまう?改札の通り方

改札では、支払い方法ごとに読み取り機が違いますので、まごつくかもしれません。現地に行く前にイメージトレーニングをしていけば完璧!

読み取り機にチケットをしっかり、やや長めにタッチすると音と光で認識完了を知らせてくれます。


ゲートが開いたら素早く通り過ぎましょう。のんびりしていて閉まってしまったら、頑丈なガラスのゲートは絶対に開きません。たいていの駅に駅員さんはいません。パリや東京の改札のように飛び越えることも難しいです。


ホームに着いたら

ホームの電光掲示板はこんな感じです。下に次発の電車の行き先が表示されます。


故障していることがよくありますので、車両の行き先表示も確認しましょう。各車両の内部に表示されています。






電車のドアは自動で開くのがほとんどですが、ごくごくたまに旧車両だと自動でないものがあります。

ドアの緑ボタンを押すかレバーを引いて自分でドアを開け、乗車します。降りる時も同様です。


どちらもドアは自動で閉まります。

ちなみに地下鉄はドア幅が広く、ベビーカーなどのカート類もよほど混んでいない限りそのまま載せることができます。混んでいる場合のみ、たたんで乗車するよう推奨されています。


さらに便利な使い方

MOBIBカード保持者かつSTIB-MIVB利用者はP+R駐車場が無料で利用できます。市内7箇所にあるP+R用駐車場に車を置いて、市内中心部までラクラク移動しましょう。条件がありますので詳細をお確かめのうえご利用ください


STIB、De Lijn、TEC、SNCB、Green Taxis、DottとBoltの自転車とスクーターなどと合わせて利用が可能になります。VilloやCambioのアプリとの直接リンクもあり、交通網がカバーしていない場所にも行ける可能性が増えました。


NOCTISという週末だけ深夜に運行する路線バスがあります。夜間は治安がグッと悪くなるブリュッセルでは公共交通機関でも安全とは言えず、おすすめはしませんが、終電を逃した後の最終手段としてどうぞ。


自転車

地下鉄とトラムには持ち込み可能。折り畳み自転車を完全に折り畳んだ状態であればバスにも持ち込めます。


ペット

どの犬種でも乗車できます。膝に乗るような小型犬と盲導犬は無料です。大型犬は基本的に口輪をするというルールになっています。小型でも吠える子や噛む子は口輪をすることを推奨されています。リード着用は必須です。


アプリでルート検索が便利。切符も買える

最短ルートや乗り換え検索にはルート検索が便利です。PC版やブラウザーでも使えますが、アプリを入れておくと切符も買うことができます。また、工事の予告や遅れの情報が告知されるので、状況把握に役立ちます。


ルート検索ページはこちら STIB|Triplanner
アプリ詳細はこちら STIB|Get moving with the STIB-MIVB app

いかがでしたか?公共交通機関のお得なチケットや便利な乗り方を知って、ぜひ効率よく街を巡ってみてください。


オリジナル記事:2010年8月

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