- C'ISM BE
- 2017年2月3日
- 読了時間: 2分
更新日:11月16日
聖血の行列 Heilig-Bloedprocessie
ブルージュで行われる無形文化遺産パレード

毎年ブルージュでキリストの昇天祭の日に行われる『聖血の行列』というパレードがあります。ブルージュ市民が十字軍騎士や宮廷を再現した中世の衣装などをまとって街を練り歩きます。また、聖書のエピソードを劇で再現して演じながらのパレードなので、とても見ごたえがあります。
このパレードが最初に行われたのは1304年とも言われており、それ以来毎年行われている伝統行事で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。なおキリストの昇天祭の日は毎年変動しますので、ご注意ください。
このパレードは、キリストの聖血をフランドル伯爵がエルサレムから持ち帰ったという言い伝えに由来しています。その後フランドル伯爵は聖血礼拝堂を建て聖櫃(せいひつ:聖血が入っている)を納め、市民は聖櫃に敬意を表して行列するようになったそうです。
現在でも聖血礼拝堂で聖櫃を見る事ができます。聖血の行列では、この聖櫃が持ち出され、パレードでもお披露目されます。パレードでは遠目にしか見えないのですが、通常は聖血礼拝堂ではすぐ目の前で拝観できます。
ベンチやグランドスタンドが用意されていて、チケットを購入するとゆっくり見る事ができます。オンラインで購入でき、エリアや席を図上で選ぶことができるので場所がイメージしやすいです。また、当日はスマートフォンでデジタルチケットを提示するだけなので簡単。


ストリートを練り歩くのでルート上にいれば、もちろん無料でパレードを見る事もできます。動員数が毎年数万人だそうですので、パレード開始時間の少し前には、フェンス近くなどで場所取りをして待ち構えると確実に間近で見られると思います。
ただし、ほとんどのルートで歩道は狭く、見物客がひしめき合っている場所での移動は困難です。またカフェも混み合っているので、飲み物など持参で行った方がよいでしょう。
パレードは通常14:30から始まり、1時間半~2時間かけて練り歩きます。
詳しいプログラムは公式サイトでお確かめください。







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