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  • 1月20日
  • 読了時間: 4分

バンシュのカーニバル Carnaval de Binche

ヨーロッパの冬は暗くて長いですが、楽しく過ごすためのさまざまなイベントや行事が盛りだくさんな季節でもあります。毎年いち早く春の訪れをお祝いするバンシュのカーニバルは、ユネスコ無形文化遺産(2003年登録)であり、欧州で最も古いお祭りのひとつと言われています。


城壁に囲まれ中世を思わせる佇まいのこの静かなこの小さな街に、年に1度3日間で数千人もの観光客が訪れます。

観光客のお目当ては600年以上の歴史を持つ「バンシュのカーニバル」。

[基本知識] カーニバルとは?
このカーニバルは毎年、キリストの復活祭の46日前にあたる「灰の水曜日」の前の日曜日からマルディ・グラの火曜日(カーニバルの最終日)までの3日間にわたって行われるイベントで、町の人々が春の訪れを呼び寄せるため、また今年の豊作を祈るために様々な催しをします。

初日は「マミゼル」と言われる女装をした男性がメインとなって行われるパレード。街の中心広場に出てみると、仮装した人たちであふれています。 パレードが始まるとさまざまな仮装をした人たちが街を練り歩き、鼓笛隊もそのあとに続きます。


グループごとに仮装のテーマを決めているため、衣装や小道具など、まとまりがあって豪華! 地元の人たちはこのカーニバルのために数ヶ月かけて準備を進めるそうですよ。


2日目は「子供たちの日」。子供たちが募金をする日で、夜には花火が上がります。


そして3日目はマルディ・グラ、最も盛り上がる最終日です。

この日はあの有名なカーニバルの主役「ジル」が登場します。「ジル(Gille)」とは、ピエロのこと。頭に大きな羽がついた帽子をかぶり、木靴をはいて街を練り歩きます。なんとその数1000人とか!

ジルはオレンジの入った籠を持っており、春を呼び寄せるため、また、豊作を祈るためにオレンジを群衆にむかって投げつけます。

群衆同士では、カラースプレーなどをかけあう人たちもいるそうです。

[基本知識] マルディ・グラとは?

マルディ・グラ(マディグラ)とは、フランス語で「Mardi=火曜日」「Gras=太った、肥沃」な、という意味です。「肥沃な火曜日」や「太った火曜日」と訳されることが多いようです。 かつて、マルディ・グラの翌日にあたる「灰の水曜日」から、キリストの復活を祝うイースターの前まで、カトリック教徒は肉を食べないなどの食事制限をする習慣ありました。 その前に思う存分食べて騒いでおこう!というのがもともとのマルディ・グラの趣旨といわれています。 現在ではこういった宗教的な意味を超え、子供から大人まで楽しめるカーニバルとなっています。


ジルの帽子はだちょうの羽でできており、高価なので雨の場合はかぶらないそうです。重さは約3キロとか。

各人が10kg分のオレンジをばらまきます。手渡してくれるジルもいますが、人ごみの中でオレンジが飛んでくるので気を付けてくださいね。


さまざまな色の紙吹雪が投げられ、ミモザの花やオレンジがいたるところに飾られ、街全体がカラフルに輝きます。 パレードに参加している人も、途中で列を外れておしゃべりをしたり、お酒を飲んだりと思い思いにカーニバルを楽しみ、春の訪れを喜んでいるようでした。


仮装をしている人たちと一緒に写真を撮ったり、おしゃべりをしたり、地元の人たちとたくさん触れ合えるのもこのカーニバルの大きな魅力。とても居心地のよい、あたたかい気持ちになれるカーニバルです。


2026年2月15日(日)~17日(火)

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マルディ・グラのプログラム例

08:30~ 仮面をつけ駅からグランプラスまでパレード

15:00~ ジルが羽根の帽子を被りオレンジ投げ

20:00~ ジルのダンス(ロンド)   

21:00~ グランプラスでトーチなど点灯

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マルディ・グラの日にちは毎年変わります。バンシュのカーニバルの日程も毎年異なります。

**プログラムは、変更になる場合もありますので、ご確認ください。

***バンシュは小さな街なので、宿泊は近隣の街かブリュッセルからのアクセスをおすすめします。

ブリュッセル中央駅から国鉄で約1時間、ブリュッセルの南59km
オリジナル記事2014年2月

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