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ブリュッセル再発見! トレインワールド
当時の駅舎をまるごと改装した展示館で、鉄道の歴史を追体験してみませんか?
私たちの生活を、当たり前のように支えてくれる鉄道。ヨーロッパ、ことベルギーにおいて、その歴史はとても深く根付いています。1835年の5月5日、ヨーロッパ大陸において初めての長距離鉄道が、ブリュッセルとメヘレンを繋ぎました。ベルギーの歴史は鉄道の歴史と言っていいほどに、この国と鉄道は切っても切れない関係にありました。その歴史を知り、また当時を生きた列車そのものを見ることが出来るのが、スカールベーク駅にあるトレイン・ワールド。

スカールベーク駅を出てすぐ、かつての駅舎がそのまま博物館になっています。なんと18歳までの入館料は無料!


近年話題のリニアを想起させるユニークな形状を持っていますが、れっきとした蒸気機関車です。
1930年代半ば、航空技術や道路整備が目覚ましい発展を遂げると、それまで一強だった鉄道会社は、その優位性を失い始めます。そこで競争力維持のため投入されたのが、このコッケリル社製TYPE12高速蒸気機関車”アトランティック”でした。大型の動輪や最先端の流線型前面シールドを備えたこの機関車は、1939年に蒸気機関車の世界最高速度記録を更新しています。
そんなTYPE12は最終的に6両が制作されますが、第二次世界大戦によって散り散りとなってしまいます。3両はフランスへ疎開、残る3両はドイツ占領軍に接収され、うち1両は集められたユダヤ人をドイツの収容所へ送るために使われました。全ての車両が戦争を生き残りますが、戦後において蒸気機関はもはや時代遅れ。各車両は次第に修理されなくなり、分解されパーツどりに使われました。
そして1962年7月29日。最後の1両は、ブリュッセル〜リール間を走行し、TYPE12の歴史に幕を下ろしました。激動の時代を生き抜き、人間に翻弄され続けた蒸気機関車。展示されているTYPE12が喋れたら、どんな歴史を語ってくれるのでしょうか。
ちなみに、2016年に公開された「劇場版きかんしゃトーマス 走れ!世界の仲間たち」では、ベルギー代表としてTYPE12をモデルにしたキャラクターが登場しています。

鉄道に興味がなくても大丈夫!
かつての客車を彩ったインテリアを間近で見られたり、コンパートメントを利用した展示やジオラマも楽しめます。
最後はカフェによってみるのもいいでしょう。
かつての旅人たちが休んだであろう場所で、アンティークなスーツケースに囲まれながらコーヒーを召し上がれ。

いかがでしたでしょうか。ベルギーにはまだ見ぬ魅力が、きっとたくさん眠っています。今後もこのシリーズでは、そういった場所を開拓・レポートしてまいります!みなさんがご存知のオススメスポットなどありましたら、ぜひこちらのメールアドレスかインスタグラムのdmで教えてください。


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