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  • 11 時間前
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ベルギーのプロに聞く

N0.16 レアンドル・ジャマルトさん

【在ベルギー日本国大使館スタッフインタビュー】


海外に住んでいると、何かとお世話になる大使館。ですが、内部のことを知る機会はほとんどありませんよね。
どういう人が働いていて、普段どういうお仕事をしているんだろうと気になったことはありませんか?
今回は、在ベルギー日本国大使館の広報文化班で働く現地スタッフ、レアンドルさんに直接お話を伺いました。

♦ご出身はどちらで、幼少期に日本からどのような影響を受けましたか

 私はブリュッセルの隣街のルーヴェンで育ちました。幼少期には特に日本との関わりはありませんでしたが、もともと言語を学ぶのが好きだったため、日本語に興味を抱きました。そのままKUルーヴェン大学の日本語学科に入学しました。


♦日本大使館で働くことになったきっかけは何だったのですか。

 大使館で働いていた日本語学科の先輩が職員募集について紹介してくれました。当時、私はまだ修士論文を書いている途中でしたが、就職活動の記念にと思って応募しました。まさか採用されるとは思っていませんでしたが、合格したらもちろん働きたいと思っていましたね。嬉しいサプライズでした。


♦現在の職務に就くうえで、どのような技能やご経歴が役立ちましたか。

 当時の求人ではオランダ語を話せることが条件でした。私はオランダ語、フランス語、英語、日本語を話せるので、多言語話者であることは大きな加点だったかもしれません。また、個人的に外交・国際関係に興味がありましたので、それも大使館で働くことへのモチベーションに繋がりました。


♦⽇本とベルギーの交流を促進するために、⼤使館ではどのような⽂化事業を⾏っていますか。

 外交というと政治の場を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、文化交流も外交の重要な一部です。例えば日本発祥のスポーツである合気道の合宿等に日本大使館の代表者となる大使や外交官が訪問・視察し、ベルギーと日本の文化を通じた交流といった良好な関係を一般の方にも知ってもらうきっかけを作ります。

 また、大使館の広報文化センターを会場とし、「日本語話そう会」をはじめとした、一般の方を対象とした多種多様なイベントを開催しています。日本に関する展示会や講演会、さらにコンサートなども実施しています。実は、イベントが開催されていない時でも、一般の方はいつでも広報文化センターにお越しいただけます。図書蔵書の貸し出しも行っていますよ!

♦大使館が関わった最近の文化イベントやプロジェクトの例を一つ挙げていただき、企画の立ち上げから実施までの流れを教えていただけますか。

 私たちの1日は非常に多様ですが、今年ある業務の一例として160周年認定事業協賛のアレンジメントを行なっています。ある団体が日本文化を紹介するようなプロジェクトを開催したいという要望を受け、私たちが協力の仕方を検討します。最近では猫の島で知られる「青島」の写真展を認定事業とするやりとりをしました。日本に関連したイベントが開催される際には、地元自治体などとも密に連携していきます。

 受動的なものだけでなく、積極的にイベントに参加してワークショップを開催するなどのアクションも取っています。 去年の夏は、サンカントネール公園にて2日間ほど日本文化を紹介するイベントの開催を企画・実施しました。このイベントも企画・調整などを私たちで行い、地元自治体との連携のもと開催されています。


♦ベルギーで日本文化を紹介する際に、難しさを感じたことはありますか。また、そのような場合にはどのように対応されたのでしょうか。

 日本文化はすでに多くの方に親しまれていますが、寿司やアニメなど基本的なところまでしか知られていないことが多いです。あまり知られていないことを説明するとき、文化的背景が全く異なるベルギーの人たちにどのように伝えるかというのは課題のひとつです。日本人の同僚からも多くを学んで、少しでも正しく自信を持って説明できるように努力しています。


♦大使館での「忙しい一日」はどのようなものかなのか教えていただけますか。

 イベントの準備や人の移動の手配、施設の予約など、業務は多岐にわたります。現場の確認も重要な仕事です。

 例えば日本の要人がベルギーを訪問する際は、分単位で物事が動くので、当日スムーズに物事が進むよう、会合する場所などの下見を行っています。また、別の日には学校に行ってひらがなやカタカナを紹介したり、ワークショップを開いて日本文化について話すなど、本当にいろいろな日があります。

 日本文化を紹介していると「これ日本のものだったの!?」とびっくりされることもあります。たとえば「ハローキティ」とか。私も子供の頃、日本発祥のものだとは知りませんでした。


♦大使館の取り組みの中で、一般にはあまり知られていない成果があれば教えてください。

 多分、この広報文化センターではないでしょうか(笑)。

 開館時間中は誰でも予約なしで来館できますが、大使館の中にあるということで手荷物検査がありますし、少し入りづらいかもしれません。 ですが、もちろん国籍に制限はありませんし、日本について関心のある方は誰でも歓迎していますので、ぜひお越しください。


いかがでしたでしょうか。今回は、日本とベルギーの交流を日夜支えてくださっている現地スタッフのレアンドルさんにお話を伺いました。まさに縁の下の力持ちというような、普段は知ることができない裏側を知ることで、大使館に少しでも親近感を抱いて頂ければ嬉しいです。


大使館内の文化センターでは不定期で各種イベントも開催しています!

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今回訪れた場所
在ベルギー日本国大使館・広報文化センター




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