
No. 10 ムール貝 (Moule) |
|||||||||
![]() 一方、日本ではというと、専門業者による養殖も盛んになり、ネット注文できるまでになってきました。 蒸し加減にさえ気を配っていればOKの「超」簡単で、豪華な蒸しムールを作ってみましょう。 下ごしらえ。日本のアサリとどう違う? アサリなら一晩塩水につけて砂を吐かせます。せっかちさんの多い(?)ベルギーでは、一晩置くなんてそんなに待てるわけがありません。ムール貝の多くは予め砂をはかせて売られているので、買ってきたら軽く水洗いの後、いきなり鍋に投入。表面のフジツボも気にしない。 また、ムール貝には足糸(そくし)というひげのようなものが中から出ていますが、とりにくい上、毒でもないので気にしない。下ごしらえはいらない、というのがベルギー流です。もちろん気になる方はお掃除してくださいね。 ではいざ調理!『ムール貝の白ワイン蒸し』のレシピです。 <用意するもの (2人分)> ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() *鍋が小さい場合は2つ用意する。 *好みで仕上げ用のバター、パセリのみじん切り各大さじ2 <作り方> ![]() ② セロリ、玉ねぎを薄切りに、パセリを粗いみじん切りにする。 ![]() *アルコールが苦手な方は無しでも構いません。 貝から十分水気が出るので水を加える必要はありません。 ④ ふたをして中火にかける。 ⑤ 貝が開いてきたら出来上がり。好みでバターやパセリを加える。 いかがでしょうか。簡単でしょ? このレシピを基本として、材料を加えるといくらでもバリエーションを楽しめます。 パセリ、ズッキーニ、トマト、オリーブオイルで南仏風に、生クリームを加えればクリーミーな味わい、カレー粉やとろけるタイプのチーズ、・・・と、お好みで試してみてください。また、良い出汁がでるので、家庭ではムール貝を食べた後にパスタを入れてスープパスタのようにしても美味しいですし、ご飯を入れると雑炊みたいになります。(砂が入っていそうな場合はパスタの方が無難です。) 大きさはおいしさ? ベルギーでムール貝といえばオランダ・ゼーランド産の養殖ムールのこと(記事『ベルギー料理:No.2 ムール・フリッツ』参照)。ムールに関しては病気が管理できる養殖の方が安心。穏やかな遠浅の寝床で北海の養分をたっぷり吸って丸々と肥えているのが自慢のブランド食材です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・思わず数えてみたくなりますね(笑)。 当然、等級が高くなるほどお値段はお高くなりますが、それでも食べたくなるのは、その大きさに比例してプリプリ感がたっぷりあるからです。ベルギーではどのスーパーでも真空パックのムール貝が売られています(写真上)が、Jumbo以下のものが多いようです。レストランでGoldenを供するところは看板に大きくアピールしてあるはず。 栄養価もばつぐん! ムール貝はタンパク質とミネラルが多く含まれます。カロリーが低いので、付け合せのフリッツをほどほどにすれば、ヘルシーなメニューなんです。 おまけ 情報1)養殖はヨーロッパ中で行われていますが、ゼーランドの北海産は比較的大きいほう。フランス・ノルマンディーで採れるものはムール・ブショ(Moules de Bouchot)と呼ばれ、養殖方法が異なり比較的小粒です。 ![]() 写真右は専用バケツ・・・・いえ、専用ホーロー鍋は、どのスーパーで買えるほどポピュラー。季節になると売り切れることもあります。 【関連記事】 ベルギー料理の紹介: 『No.2 ムール・フリッツ Moules Frites』 【PR】「日本でも購入できるムール貝と鍋」
日本では宮島のムール貝が美味しいそうです♪
|
ホームへ 料理(食材・レシピ)トップへ 飲む・食べるトップページへ