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No. 11  マーチェス (Maatjes)
5月頃から「マーチェス(Maatjes)」という魚がマルシェやスーパーで見かけられます。その年の冬の長さで変わるそうですが、一般的には旬はオランダ産のものが出回る6月と7月で、オランダ産はHollandse NieuweやMaatjesharingと書かれていることもあります。旬の時期以外にもスーパーにありますが、一度冷凍にされたものもあるようです。

マーチェス 食べ方

マーチェス 食べ方一見イワシやアジの種類の魚にも見えるこのマーチェスは、長さ10センチくらいで産卵期の前の若いハーリング(ニシンの一種)です。軽く塩漬けされていて、そのまま生で食べます。玉ねぎのみじん切りをのせて食べるのが一般的で、生臭さが気になる場合はレモンをかけると良いかも。また、付合せにビーツ(ベトラーブ)を添えると、甘さと塩味がマッチして美味しいそうですよ。青魚がお好きな方や生魚が好きな方は、ぜひ食べてみてください。白ワインや白ビールとも合いますね。

日本人としては、わさびを少しつけて食べたり、アジのたたきの様に生姜と葱を混ぜてたべるのもアリかも。ちょっとしたお刺身感覚で食べたり、生野菜と一緒にサラダ感覚で食べたりしても美味しいと思います。ぜひ旬の味を楽しんでくださいね♪

この魚はオランダでたくさん獲れ、「オランダの名物」として有名です。尻尾を手でつまんで反対側から大きな口をあけてもぐもぐっと食べる姿の絵や写真を見た事がある人もいるはず。オランダでは解禁日には女王へ献上されたり、専用の屋台がならんだりサンドイッチのようにして食べたりするそうです。オランダへ行く機会があれば、トライしてみるのも良いですね。

オランダでの初物の解禁日に合わせて、ブリュッセルでもMaatjes Festival(マーチェス祭り)が毎年6月に開催されます。場所は主催者の「メール・ドュ・ノール」がある聖カトリーヌ広場です。このイベントについては、 「メール・ドュ・ノール」のFacebookページ内に掲載されている投稿で詳細をご確認ください。*2020年はCOVID-19の影響により開催されません。

【関連記事】
『La Mer du Nord/De Noordzee 〈ラ・メール・ドュ・ノール/デ・ノールドゼー〉』
立ち飲みも出来る魚屋さん。このマーチェス祭りの主催者です。

【関連ブログ】
『マーチェス祭り』 2014年のマーチェス祭りの様子

(オリジナル記事:2014年6月)
協力:小野島ゆかりさん

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