NO.7 フジコ・ヘミングさん |
今回は日本でも大活躍されているピアニスト、フジコ・ヘミングさんの登場です。
特に思い出に残っているヨーロッパでの公演はありますか?
外国での公演も多いですが、国によって聴衆、ホールの雰囲気など違う所などはありますか?
ベルギー関連で思い出に残る、または記憶に強く残っている事などはありますか?
ブリュッセル公演を控えておられますが、ブリュッセルの印象があればおしえてください。
ベルギーは、チョコレート、ビール、フリッツなど有名なのですが、お気に入りの食べ物やお料理などはございますか?
2004年にベルギー国立交響楽団のミッコ・フランク氏指揮の下での日本ツアーで共演された際に東京のコンサートに行きました。色々な国のオーケストラと共演されていらっしゃるのであまり覚えてはいらっしゃらないかもしれませんが、何かベルギーらしいなと感じられた事はありますか?
その際の打ち上げパーティーで、私の知り合いの楽団員(ウクライナ系イスラエル人でイスラエルに移住、現在はベルギー在住)が、フジ子さんとたくさん話をさせて頂いたそうです。 彼はフジコさんがその昔異国の地で苦労されていた時代、「本当に低額のレッスンで生活を立てていたけれど、今は沢山お金がある状態。でもそんな事はどうでも良い。」と仰っていられた事に感銘を受けたと私に話してくれました。
ベルギーに限らず西洋諸国では移民も多く、生まれ育った国と民族、個人のアイデンティティーなどで悩む人も多いです。ドキュメンタリーでは「どこの国にも属さない」と仰っておられましたが、そういう考えに至られたのはいつ頃、またどのような経験からですか?
フジ子さんに取って日本に帰国されてから生活が一転された事と思います。その中で何かこれだけは、昔から何一つ変わっていないものというものはありますか?
フジコさんのお母様はどんなに貧しくても決してピアノだけは手放されず、フジ子さんに音楽の教育をされたようで、 戦時中や終戦直後など、今と全く違う日本自体が大変貧しい環境の中で素晴らしいと思いました。今は環境が全く違う時代ですが、これからの若い世代の人達に、どんな音楽教育を、どんな風に音楽に接してもらいたいなどありますか?
海外生活が長かったフジ子さんではありますが、海外公演など長旅の後の公演は大変な事もあるかと思います。何が一番大変ですか?またどんな事に気をつけられていますか?
いつも演奏会の前に心がけていらっしゃる事、日々気を付けている事などはありますか?
オフの時は何をされるのがお好きですか?
音楽と絵の共通点や違いなどはありますか?
好きなピアニストや好きな画家など、おしえてください。
フジコさんにとって、ピアノとは?
はしくれながらも同じ演奏活動をしている者として、何十年も積極的に多くの演奏会をこなしていらっしゃるエネルギーに感服いたします。何からそのようなインスピレーションやエネルギーを得られていらっしゃるのでしょうか?
今回のブリュッセル公演に向けて、ひとことお願いします。
【ブリュッセル公演の詳細】 |
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神田望美 (かんだ のぞみ):ベルギーを中心に演奏活動を繰り広げているフルーティスト。
日本、西欧諸国、ノルウェー、チュニジアの音楽祭、コンサートにも出演し、各国の新聞にて好評を得る。
Estampes(フルート・ヴィオラ・ハープ)、東京ブリュッセルトリオ、フルートアンサンブル4tempiのメンバーとして活躍し、室内楽を主に多くの音楽家と活動する。故西沢幸彦氏の影響を強く受け、新境地の開拓を目指し、邦楽器、語り、日本の音楽をプログラムに取り入れるなどの試みをしている。ブリュッセル王立音楽院フルート科教職課程を修了し、ベルギー公立のアカデミーの代理講師、Dinant International summer academieにて指導。Atelier de Fluteを立ち上げ指導を行う。日本でもセミナーや吹奏楽部指導などを定期的に行っている。これまでに高橋あかね、植村泰一、西沢幸彦、マルク・グローウェルス氏に師事、ヴァンサン・リュカ、ヴァンサン・コルトブリントらのセミナーに参加。 フェリス女学院大学音楽学部、王立モンス音楽院卒。公式HP。 ブログも絶賛更新中! |
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