第7回:成功体験を活かそう |
生活、仕事、子育て、運動習慣など、以前はうまくいっていたのに最近うまくいかないことや、日本ではできていたのにベルギーではなかなかできなくて困っていること、残念に思っていることはありませんか?そんな時はまず、うまくできていた時のこと(成功体験)を思い起こしてみましょう。 日本で運動ができていたのはどんな要素があったからですか? 運動できていた時の自分はどんな状態でしたか? なるほど、歯車がかみ合うように順調だった様子が伺えます。 現在はどんな状態ですか? 運動を生活に取り入れるための最初の一歩を踏み出しましょう。 どんな条件や環境があれば以前のように運動できると思いますか? その中で譲れる条件は何ですか? どんなサポートがあれば第1歩を踏み出せそうですか? 起こすべき行動が具体化されました。 つまり・・・ 成功体験について「昔はよかった」とか「以前はやれたのに」と思っているだけでは『過去の栄光にしがみついているだけ』になってしまいます。でも上記のように検証してみることで、今に活かせることがきっとみつかります。なぜなら他の誰でもなく自分が体験したことだからです。
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布施智美: 大学卒業後、教職を9年間務め、夫の海外赴任に付随しアメリカへ。 コーチングを学び「(一財)生涯学習開発財団 認定コーチ」を取得しコーチングセッションを継続中。アメリカ在住時に大学教授よりアドラー心理学を学ぶ。 帰国後、厚生労働省認定CDA(キャリアディペロップメントアドバイザー)資格を取得し、就活者や転職者へのキャリアカウンセリングを行う。人がよりよく生きるサポートをすることをライフワークとするベルギー在住主婦。 |