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ベルギーでのベルギービールの情報です。 |
ホフ・テン・ドルマール(Hof ten Dormaal)醸造所 「農家の自給自足ビールは野菜の味?」 |
Hof ten Dormaal(ホフ・テン・ドルマール)という醸造所のご紹介です。ブリュッセルから車で約45分、ルーヴェン(Leuven)の北西に位置するHambos駅の近くにあります。この醸造所のビールは毎週土曜日の午後のみ併設のカフェで飲むことが出来ます。 ルーバン中心地からは車で20分程離れておりかなりの田舎。とうもろこし、チコリ、麦などが栽培されている畑や、牛や馬がのんびり草を食んでいる牧場と、この地方特有の赤茶色のレンガの家のコラボレーションがとても素敵でした。 ![]() ![]() 到着し門をくぐると、敷地内にはレンガ造りの醸造所、家、カフェが中庭を取り囲むように建っています。さっそくカフェに入ってみると何組か先客が。遠方からやって来たようなビール好き風のグループと、ご近所さん風のグループがいました。カフェは小さく収容人数は20人程、こぢんまりとしていてとてもあったかい雰囲気でした。 ![]() ビールを楽しんだ後、醸造所見学が出来るか聞いてみたところ即答でOKを頂き、無料で色々案内してもらいました。 ![]() 次は醸造所へ。醸造所はかなり古く、1740年に建てられたレンガ造りの建物で醸造所です。(※2015年に火事で一部燃えたため、上写真のレンガの建物はダメージが見られます。2016年10月に完全復活し、現在は綺麗な内外装になっています。) アメリカから中古で輸入したという大麦を粉砕し麦汁を造る機械と、濾過をする機械が1台ずつありました。そのあとは貯蔵タンクに移し、ここで1週間熟成させボトリングです。 ![]() ![]() 最後はホップ畑を見せてもらいました。既に収穫した後で、茎しか残っていませんでしたが、ホップの栽培風景を見ることが出来たのはとても貴重な体験でした。 この醸造所は面白いことに農業をメインで行っている、農家兼醸造所です。そしてビールの材料はなんと自給自足しているんです。醸造は2009年に開始したばかり。息子さんがアメリカに留学をして醸造を学び、帰国後に醸造を始めました。この醸造所のビールの多くはアメリカに輸出されているそうです。 最後にビールを購入して帰りました。1本3ユーロ程度で、前述のチコリビールを始めとしてチョコレートのビール、スモークビール、近隣の酵母を使った酸っぱいビールなど、バラエティに富んだ10数種類のビールが購入可能です。一生懸命工夫を凝らしてビール造りをしているのが伝わってくるアットホームな醸造所でした。 |
【Brouwerij Hof Ten Dormaal】 (ホフ・テン・ドルマール醸造所) 住所:Caubergstraat 2, 3150 Haacht 電話:+32 (0)477-51 59 91 醸造所訪問予約:Webサイトには必要と記載ありますが、訪問した感じでは不要でした。 カフェ営業時間:土曜日14:00~20:00 ビール販売時間:火曜日、木曜日14:00~20:00 HP:http://www.hoftendormaal.com ※ウェブショップで購入もできます。 この醸造所主催のビアフェス『LEUVEN INNOVATION BEER FESTIVAL』は、ルーヴェンのビール月間中に開催されます。2017年度は、6月4日~5日の開催です。また、ルーヴェンで開催されるビアフェス『Zythos Beer Festival』にも出店しています。 |
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