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ベルギーでのお勧め観光情報です。 |
フォロン・ミュージアム (Foundation Folon) |
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ジャン-ミシェル・フォロンを知っていますか? ブリュッセル出身の世界的に有名なアーティストです。 淡いグラデーションの色彩で、実はシニカルで風刺の効いた内容を表現したイラストを見たことのある人はたくさんいると思います。 |
![]() 彼の美術館・・・・というよりも、「彼の世界そのものが見られる場所」が、ブリュッセル市街地から車で20分ほどの所にあるソルベイ公園の中に立つ美しい城、シャトー・ド・ラ・ユルプ(Ferme du Chateau de la Hulpe)の敷地内にあります。 いわゆる古いシャトー・ファームの建物を改装したこの場所に、水彩画、版画、彫刻、ポスター、イラスト、雑誌の表紙等々、500点に及ぶ作品が保管展示されています。 |
![]() ![]() 美術館としての建物は二つあり、中庭を挟んで向き合っていますが、このエントランスにもFOLONの多くの作品のモティーフである山高帽をかぶって長いマントを羽織った男の像が「ぬぼっ」という感じで立っています。 ![]() 一歩中に入ると、そこにはFOLONが溢れていて、多種多様な作品をたっぷりと見ることが出来ます。ところどころにFOLON自身の「言葉」が壁に書かれており、彼の思想の端々を感じます。 ![]() ![]() 本の表紙や、雑誌のイラスト、ポスター等々、どれも「あー、見たことあるあるある!」と叫びたくなるものがたくさん!あらためて彼の作品が大量であったことと、その才能のすごさに圧倒されます。 ![]() ![]() ![]() こんな可愛らしいステンドグラスやコラージュ作品もありました。モノサシで船が出来ています! ![]() ![]() 身近にあるどんなものでも、彼にとっては、「アートを表現するもの」に変身しちゃうんですね!いや、変身させちゃう、のかもしれません。でも、表現手法が変わっても、「FOLON」なんですよね。 ![]() 彼の書いた「手紙」が実物よりかなり大きく拡大されたサイズでインテリアのようにコラージュのように展示されている場所です。 FOLONは、手紙本文だけでなく、封筒の表書き部分にも自分で絵を描いていたんですね。切手の図柄をきっかけに、、、というか、自分のイラストの中に切手の図案を取りこんでいて、すごく面白い! 彼の想像力の豊かさと、ユニークなパロディー視線とそのエスプリに脱帽です。 ![]() ![]() ![]() 他にも、シルクスクリーンの版下とその刷り上がりの作品を比較できる展示もあって、作品が作られていく工程を見ているようで、ものすごく興味深いです。 ![]() ![]() 一つ目の建物が終了すると、また中庭を通り、向かい合った二つ目の建物へ。 二つ目の建物に入るのには暗証番号が必要!ですが、番号はチケットに記入されてるので大丈夫。 こちらは、FOLONの世界をより堪能できるように様々な「仕掛け」が施されています。 彼のアトリエの再現や、彫刻作品が多く展示してあり、鏡張りのハニカムになった部屋も。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 音楽に合わせて星空にふわりふわりと浮遊するような、飛んでいるような動きをするのを見つめていると、ほんとに幻想的な気分になり、この場所に自分がいるのが不思議に思えてくるぐらいです。 出口は、もちろん、「本」を出ていきます。 フォロンのまさに「世界」を出ていく感じです。 |
![]() そして、美しくかつ広大なソルベイ公園内には、たくさんのフォロンの彫刻作品が点在しています。 ゆっくりとFOLONの世界の余韻を楽しみながら、気持ちのイイ公園を散策しながら、お気に入りの作品を見つけてみてください。 |
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【フォロン・ミュージアム (Foundation Folon)】 住所:Ferme du Château de La Hulpe Drève de la Ramée 6 A 1310 La Hulpe TEL:02/653.34.56 URL:http://www.fondationfolon.be/ 開館時間:火曜日~金曜日:9:00~17:00 土曜日、日曜日:10:00~18:00 入場料:大人 9€、子供(6~12歳) 5€ 【注意】 カーナビで住所設定する場合、上記住所を認識しない場合があります。その際は、« 111, chaussée de Bruxelles ,1310 La Hulpe»を設定し、到着後は、« Fondation Folon »の標識(案内用の矢印標識)に従って進んでください。 |
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