ベルギーでのおすすめ観光情報です。 |
Liège 〈リエージュ〉 |
ベルギーは大きく北部のフランドル地方と南部のワロン地方の2つに分ける事ができ、リエージュはワロン地方の中心都市であり、ベルギー国内では5番目に大きい都市であるとされています。 ブリュッセル中央駅から、ドイツのケルン方面へ、電車に乗って1時間ほどで、リエージュに到着します。車ではブリュッセルから東へ約1時間です。 まず、電車でリエージュに到着すると、近代的な「リエージュ・ギーマン駅」に驚かされることでしょう。リエージュ・ギーマン駅は2000年から改装工事が始まり、2009年に現在の新駅舎が完成しました。また、駅前には大きな近代的な建物(金融タワー)がそびえ立ち、観光地化されていない昔ながらの街並みと近代的な建物が共存する不思議な空間を楽しむことができます。 リエージュを観光するには、まずは駅からバスに乗って、”Opera”または”St. Lambert”のバス停を目指しましょう。市内を環状に走っている4番のバスに乗ると便利です。乗車は大人1回2.1ユーロです。(2016年2月現在)。 目的のバス停に着いたなら、立派なプランス・エベック宮殿を左手に、「ペロンの噴水」へ向かいます。マルシェ広場に建つペルンの噴水は、リエージュの市旗にも描かれている、リエージュの象徴ともいうべき噴水です。高い円柱の頂上には彫刻家ジャン・デルクールによって彫られた美の三姉妹女神像が街を見下ろしています。このペロンは正義のシンボルでもあり、デモクラシーの観念が早くから浸透していたリエージュの歴史をうかがい知ることができます。 リエージュの観光名所といえば、まずは、「聖ポール大聖堂(リエージュ大聖堂)」です。この大聖堂にある高さ18メートル、幅6メートルのステンドグラスは、1530年に作成されたもので、ベルギーで現存する最古の作品の一つです。 2015年の9月に、17年ぶりに修復されたばかりのこのステンドグラスは、見応えたっぷりですので、ぜひ中に入って見学してみてください。入場は無料です。
そして、古くから宗教都市として有名なリエージュにおいて、見逃してはならないものが、聖バルテルミー教会に展示してあるレニエ・ド・ルイ作の「洗礼盤」です。この洗礼盤は「ベルギーの七つの秘宝」のうちの一つに数えられています。「フランダースの犬」のクライマックスで、ネロが見たのも、この「七つの秘宝」のうちの一つであるルーベンスの「キリストの降架」です。 この洗礼盤の側面には、ヨハネの宣教および、4つの洗礼のシーンが描かれており、台座にはそれを支えるように12頭の牛(現在は10頭しか残っていません)が据え置かれています。
また、リエージュ独特な場所として、「モンタニュ・ビューラン(Montagne de Beuren)」という石段もオススメです。373段あるこの石段を登ると、リエージュのパノラマが楽しめます。その先にあるシタデル(城砦)を散歩してみるのもいいでしょう。 このモンタニュ・ビューランでは、毎年10月の第一土曜日に、22,000本ものろうそくが灯されるお祭りがあり、普段とはまったく違うシタデルをみることができます。 【シタデルの丘の夕べ】 公式ホームページ:http://www.lanocturnedescoteaux.eu/ 日曜日の朝にリエージュにいるのであれば、ぜひラ・バット市に寄ってみてはいかがでしょうか。ヨーロッパでもかなり規模の大きい部類のこの朝市には、近隣諸国からも人が集まり、活気にあふれています。 ラ・バットとはワロン語で「河岸」という意味があり、ムーズ川の川岸に沿って、テント張りのお店がずらっと並んでいます。 【ラ・バット市 (Marché de la Batte)】 開催:毎週日曜日8:00~14:00 骨董市や食品など 「大規模」といえば、リエージュのクリスマスマーケットも忘れてはいけません。リエージュでは、毎年11月末から12月末にかけて、ヨーロッパで一番「長い」とされるクリスマスマーケットが開催されます。 【クリスマスマーケット(Village de Noel)】 公式ホームページ:www.villagedenoel.be ベル通スタッフブログ『クリスマスマーケット@リエージュ』 《おすすめカフェ》 リエージュは、様々な観光名所を歩いて回ることができる都市ですが、歩き疲れたら、大学前の小道を少し入ったカフェでゆっくり休むのはいかがでしょうか。 落ち着いた雰囲気と、とても気さくな店長のいらっしゃるこぢんまりとしたお店です。 こちらでは、フランス発祥の美容茶ブランドのKUSUMI TEAも飲むことができます。
ぜひ一度リエージュへ訪れてみてはいかがでしょうか。 リエージュ市公式サイト:http://www.liege.be/
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オリジナル記事:2016年2月 |
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