暮らし living

2025-2-17

一時帰国のお役立ちメモ
〜出発前の準備編〜
2025年版

日本への帰省は一大イベント。貴重な滞在時間を効率よく過ごすために、帰国経験35回を誇るベル通スタッフが情報を集めてみました。初めて帰省される方は参考にしてみてください。
何回も経験されている方もチェックリストとしてご活用いただけましたら幸いです。


目  次

  1. パスポートは一度確認を
  2. 日本国内の宿泊
  3. 国内移動はお得に-JRパスと国内線フライト特別料金
  4. 免税の手続きに必要な書類
  5. 運転免許証の使用
  6. 携帯電話あれこれ
  7. ビジットジャパン
  8. 日本に持ち込めないお土産
  9. 体験入学


1.パスポートは一度確認を

有効期限
旅行前の忙しさの中、意外と見落としがちなのがパスポートに関するあれこれです。
有効期限のチェックはもちろんですが、ベルギーに戻る際の残存期間も考慮しておきましょう。有効期限が差し迫っている場合は、日本滞在中に切り替え申請をするのもよいでしょう。一時帰国中であっても居所申請をすることができます。
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東京都に住民登録をしていない方の申請(居所申請)                  
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/passport/guide/application/0000000358

切り替え申請
有効期限が1年以内であれば、戸籍謄本などの書類不要で切り替え申請が可能です。早めの切り替えをおすすめします。

"2025年3月24日からパスポートがセキュリティの高いものに変わります。 それにともない申請から交付までの期間が大幅に長くなるそうです。 これから申請する方はご注意を
旅券(パスポート)の変更について 新しいパスポートと、一つ先の未来へ|外務省

重国籍児のパスポート
また、重国籍の国際児の場合は、どちらの旅券を使うか迷ったことがある方もいるのではないでしょうか。法務省および外務省によると、日本での出入国には日本のパスポートを使用するのが原則のようです。ベルギー出国時はベルギーの出入国に使用したパスポートを、日本出入国時は日本のパスポートを使用するのが安心です。


2.日本国内の宿泊

近年のインバウンド需要の高まりにより、春や秋また春節中(1月上旬から2月上旬)は早くから宿が取りにくい状況になります。とにかく急ぎましょう!

ホテル予約サイト


サイトによって料金も空室状況も微妙に違うので複数を比べて探してみるのもいいかも

ホテルサブスク
頻繁に帰国する方にはHafHなどで話題になったサブスクホテルも宿泊先候補に上がるでしょう。
現在は多くのサービスが出現しましたが、ファミリーなら東急が運営するサービスが利用しやすいと思いました。

マンスリーマンション
1ヶ月以上の滞在なら、マンスリーマンションを検討することになると思います。最近はオンラインで契約を完結できるところが出てきました。


Unitoは、留守の日は家賃が減額されるというリレントサービス*を提供しています。unitoに入居して外泊日を申請すると、unitoが代わりにお部屋を貸し出すという、画期的なシステムです。申請はアプリで簡単に行えます。*2ヶ月以上の契約により可能
unitoは宿泊先を住民票の住所として使用できる点も大きな魅力です。
短期間の滞在でも正式な住所を持つことができ、各種手続きやサービスの利用がスムーズになります。


3.国内移動はお得にージャパンレールパスと国内線フライト特別料金

ジャパンレールパス
ご存知、JR乗り放題のお得なパス。対象者は10年以上日本国外に居住している人と外国人に限られます。日本人はブリュッセルのフジトラベルかConnections Eurotrain SA/NVでのみ購入可能です。日本大使館が発行する「在留届の写し」か「在留証明」を用意しましょう。
外国人ご家族が使用する場合は、WEB購入も可能です。入国審査の際にパスポートに下記の「短期滞在」のスタンプ/シールを必ず押してもらいましょう。

実は利用料金を支払うことによって、ジャパンレールパスで「のぞみ」号「みずほ」号も乗れるんです。 ジャパンレールパス専用の「のぞみ・みずほ利用券」のページを探してみてね。


国内線フライト特別料金
長距離移動に真価を発揮する国内線特別料金。帰国便を予約してあることが条件で安価に購入できます。東京-大阪間など近距離だと便によっては割高になります。まずは比較してみてください。


4.免税の手続きに必要な書類

令和5年4月1日に制度が変わったので、一度ルールのチェックをしておきましょう。 日本人でも免税を受けられる条件は、「入国後6ヶ月未満であること」と「海外に2年以上住んでいること」です。同一店舗での1日の購入額が5000円(税抜)以上であれば、消費税の免税処置が受けられます。消耗品も規定通りに梱包されていれば対象になるので嬉しいですね。
入国スタンプを確認されるので、入国時に必ずパスポートに押印をうけましょう。空港の入国審査の自動認証ゲートを過ぎてすぐのところに押印のカウンターがあります。


また、パスポートに加えて「在留証明」または「戸籍の附票の写し」が必要です。出発前に「在留証明」を領事部で入手しておくのが便利です。「在留届のコピー」などは認められていませんのでご注意を。 「在留届のコピー」などは認められていません。「戸籍の附票の写し」は戸籍のある市町村で申し込みすることになります。「全部記載」を選んでおけば、「住所:海外住所」「住定日:届出の日付」が記載されています。
「住定日」が丸2年前であればOK。
また、書類は帰国日の6ヶ月前日以に発行されたものを用意しましょう。
       

5.運転免許証の使用

一時帰国中に日本で運転をする場合について、日本国大使館が詳しい情報を載せています。

日本入国後1年間は,ベルギーの運転免許証原本にJAF(社団法人日本自動車連盟)の翻訳文を付して運転できます。翻訳文の有効期限は,運転免許証の有効期間内と同じですので,一時帰国の都度,同翻訳文を繰り返し使用できます。 翻訳については,JAFの会員でなくても申請ができるほか,日本にいる代理人を通じての申請も可能です。事前に翻訳文を入手しておけば,日本の空港到着時より運転が可能となります。
なお,ベルギーが発行する国際運転免許証では,日本で運転することはできません。

更新・再交付は別の手続きが必要です。
こちらを参考にしてくださいね。


6.携帯電話あれこれ

日本でスマホを使うには、SIMまたはeSIM、レンタルWiFi、国際ローミングのどれにしようか迷いますよね。

SIM
入国後すぐに使いたい場合は、SIMをネットで予約しておくか、自販機を利用する方法があります。たいへん割高になるので最後の手段といったところでしょうか。
私の経験では、期間にもよりますが、市内の家電量販店でデータ通信のみのプリペイドSIMを買うのが一番安上がりでした。
eSIM
対応の機種をお持ちの方は、オンラインで購入できるeSIMが圧倒的便利で経済的です。

データ通信のみのSIMカード購入には身分証明証がいりません。 一方、通話機能がついているものには必要になります。 2020年2月4日以降に発給申請されたパスポートは身分証として認められていないので、気をつけてくださいね。


レンタルWifi
写真・動画の送受信など、データ通信を多く使う予定の方にはレンタルWifiが最適でしょう。SIMのように設定や入れ替えでまごつくこともないのがよいですね。複数人で繋げられることや、PCに使えることが大きな利点です。 国内最大手の「Wifiレンタルどっとこむ」は、受け取り方法、料金設定の選択肢が多く、初めての方には使いやすいサービスと言えます。

7.ビジットジャパン

入国手続きに利用できるウェブサービスです。飛行機に乗る前に登録しておきましょう。紙の申告書への記入が不要で、入国時の時短に大いに役立ちます。
日本人は税関申告に使用し、外国人は、入国審査・税関申告・免税手続きにも利用できます。


一度登録しておけば、次回から住所やパスポート情報を入力しなくてもよいので、 毎年帰国する人には便利。
ぜひアカウントを作っておきましょう。


8.日本に持ち込めないお土産
肉類はいかなる形態のものでも動物検疫の対象であることはもうご存知ですよね。ベーコンやハムはもちろんですが、ミートソースなど少量の肉が含まれている加工品は見落としがちなので注意が必要です。なんとカップ麺の具材で引っかかることもあるそうです。出発空港で買った「ハムのサンドイッチ」なども盲点ですね。また、生のフルーツも同様です。

一方、乳製品は家庭で使う10kg以下の量でしたら認められています。
常温保存のチーズもあるし、風味は落ちますが冷凍も可能です。
お土産を選ぶ際の参考にしてくださいね。


9.体験入学
国際児を持つ家庭は、夏休みを利用して日本の小学校へのいわゆる「体験入学」を考えられると思います。体験入学は国の制度としては存在しておらず、学校のご厚意によって実施されているものです。まずは、滞在する自治体の教育委員会または学校に連絡を取り、受け入れているかどうかを確認しましょう。決まりはありませんが、1ヶ月前遅くとも2週間前までにメールや電話をしておくのが望ましいでしょう。

大使館が無償で配布している日本の教科書が学校で使用する教科書と同じであれば、事前に入手しておくと便利でしょう。


※情報は2025年2月のものです。変更されている場合もありますので、必ず公式サイトで最新情報をお確かめの上、ご利用ください。
※外部リンクは参考情報として掲載しておりますが、すべてのケースに該当するものではございません。あらかじめご了承ください。
※ここでは一時帰国時に役立つ情報を取り上げています。本帰国を想定したものではありません。