休日ではありませんが、ベルギーでよく知られるお祝いの日があります。
伝統的な祭日とともに近年新しく定着したイベントも合わせてご紹介します。
公現祭 (Épiphanie/ Epiphanie) 1月6日
キリスト教で、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝を記念する日です。
現代ではフェーブ(ソラマメ・陶器製の小さな人形)を入れたガレット・デ・ロワをいただくのが習慣。フェーブが当たった人がその場の王様になれる。ガレット・デ・ロワはベルギーではフランジパーヌ(アーモンドのカスタードクリーム)のパイのことをさす。
バレンタインデー(Saint Valentin/ Valentijnsdag)2月14日
元々はキリスト教の聖ヴァランタンの日。日本とは違いこの日は「女性がチョコレートをあげる日」ではなく、「男性が恋人や妻、パートナーに何かしてあげる日」です。贈り物の定番は花束やチョコレート。また、ディナーで祝うことが圧倒的に多く、その日はレストランの席が早くから予約で埋まります。
ブラックフライデー(Black Friday)
11月第4金曜日
アメリカ発祥の日だが、ベルギーでも商業的習慣として広く知られている。ブラックフライデー・セールとしてほとんどの店が割引セールを行います。
聖ニコラの日 (Saint-Nicolas/Sinterklaas)
12月6日
サンタクロースの起源といわれる聖人ニコラの記念日。クリスマスのように子供たちがプレゼントをもらえる日として一年で最も楽しみにしている日です。ベルギー名物スペキュロスはもともとこの日のためのものでした。今は一年中食べられますが、この時期になると聖ニコラをかたどったスペキュロスが出回ります。