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【2023-05-06】
春夏のバカンスシーズンがもう始まりましたね!陸続きで移動が簡単なヨーロッパでは車で遠出する方も多いのではないのでしょうか。そこで今回はそんなお出かけに役立つ、チャイルドシートと有料道路の情報をお伝えします。
ヨーロッパで販売されているチャイルドシートはUNECE R44 / R129という規格を満たしていることが義務付けられています。現在ヨーロッパで販売されているチャイルドシートはこの規格を満たしているので問題ありませんが、日本の製品で型式が古いものは満たしていないものもあるとか。これがないと、たとえ観光目的の短期滞在者でもヨーロッパでの使用は不可とのことですので、日本からチャイルドシートを持参された方は一度このマークがついているかぜひご確認くださいね。
ベビーシートを卒業してジュニアシートに切り替わったお子さんたち、ジュニアシートを卒業する時期はご存じですか?こちら、年齢ではなく身長なのです。シートベルトを安全に装着できるほど体が大きくなることが大事です。現在ベルギーでは135㎝以下のお子さんがジュニアシートに座ることが義務付けられています。ただこれはベルギーでのお話!お隣ドイツではジュニアシートの対象身長は150㎝以下となっています。このようにヨーロッパ内でも国によって身長制限が異なります。以下に簡単にまとめます。
身長制限が150㎝の国:
ドイツ、イタリア、オーストリア、ルクセンブルグ、ポーランド、スイス、チェコ、スロバキア、ハンガリー、アイルランドなど
身長制限が135㎝の国:
ベルギー、オランダ、フランス、スペイン、ポルトガル、デンマーク、ギリシャ、スウェーデン、ノルウェー、イギリスなど
こちらは一例ですので、各国の情報を事前にチェックされることをお勧めします。
まずはすでにご存じの方も多いと思いますが、多くの地域で環境ゾーンが導入されているドイツ。こちらはみなさんも見たことがあるかと思いますが下の緑の環境ステッカーが必要です。入手はインターネットやガソリンスタンドなどで可能です。
お次はフランス。こちらも環境ステッカーを導入している国です。こちらは車両のカテゴリー別にステッカーが色分けされています。
環境ステッカーとは別に有料道路の走行に必要なステッカーもあります。Vignette(ヴィニェッテ)と呼ばれるもので、こちらが必要な国の例としてスイス、オーストリア、スロベニア、ハンガリー、チェコ、スロバキアなどがあります。これらの国を旅行される際にはこのVignetteのステッカーが必要となります。購入方法は該当国に入国した際、国境の販売所やガソリンスタンドでの現地調達と、オンライン購入の二種類があります。また料金は国によっても使用期間によっても異なりますので、その都度ご確認ください。
有料道路での料金所で停止することなく自動支払いができる、いわゆるETCのヨーロッパ版といえるのが「BIP and GO」です。BIP and GOの対象範囲はフランス、スペイン、イタリア、ポルトガルと広範囲に渡ります。料金所を通過する度に支払いをする手間が省けるのでフランス方面へよく旅行される方にはおすすめです。詳細は以下のサイトをご確認ください。
https://www.bipandgo.com/en/
いかがでしたでしょうか。ヨーロッパはこれからますますお出かけにいい季節になります。安全な車の旅でヨーロッパの様々な良いところを楽しんでくださいね。