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No.2 VISAの取得や留学準備について 1

今回はVISAの取得や留学準備について書きたいと思います。

僕の場合、大学4年生の時の冬に海外の大学院に出願を始めました。どの大学院に進学しようかということはそれぞれ時系列に沿って説明しようと思います。

まず、できるだけ早いうちから、海外の大学院を調べました。自分の専攻がどの国で発展しているのか、授業は何語で行われているのか、どんな将来性があるのか、などを徹底的に調べる必要があると思います。インターネットでは不足する情報もあるので実際に大学院に問い合わせてみることも重要です。それに加えて、その専門の教授にアドバイスを乞うことも必要です。出来るだけ多くの情報を大学院ごとにまとめ、志望順序を決めると良かったです。

次に出願に必要なものを用意しました。欧州の大学院では基本的に書類審査が一般的です。書類審査に加えて、面接がある大学院もあります。僕が実際に提出しなければならなかった書類は以下のものです:

1. 4年生大学の卒業証明書、又は卒業見込み証明書
2. 大学の成績証明書
3. 英語のスコア(IELTS又はTOEFL)
4. モチベーションレター
5. 履歴書
6. 推薦状

1.「4年生大学の卒業証明書、又は卒業見込み証明書」と2.「大学の成績証明書」は大学に通っている人であれば、すぐに用意できると思います。教務科で英語に訳されているものが手に入ると思います。
しかし、3.「英語のスコア(IELTS又はTOEFL)」は日本人にとってなかなか大変なことだと思います。実際、僕はIELTSを数回受けてやっと目標のスコアに到達しました。必要とされるスコアは大学院ごとに異なるので、興味のある大学院のホームページで調べてみてください。英語のスコアに関しては大学に入った頃から準備しておくと、進学の際にスムーズに出願できると思います。

4.「モチベーションレター」は様々な呼び名があると思いますが、総じて「あなたは大学院で何をしたいの?今までどんな研究/勉強をしたの?なんでこの大学院なの?なんでこの国なの?」について書くことを要求します。やたらに長く書くことは容量を得ず、審査官に読んでもらえません。逆に短すぎても伝えるべきことが書かれていなかったら審査ではねられてしまいます。つまり、文章力がとても試されます。英語で文章を書くことに慣れている方でも要点をまとめて書くことはなかなか難しいと思います。このモチベーションレターはできるだけ多くのネイティブスピーカーや教授の方に読んでもらうことをお勧めします。実際、僕も7人の方に読んでもらい、フィードバックをもらいました。文字数など設定されている大学院もありますので、こちらもまず大学院のホームページで確認してみてください。

5.「履歴書」についてですが、こちらはインターネットで作成しました。日本の履歴書と異なる点はほとんどないと思います。学歴、職歴、言語力、アワードなどを羅列します。

6.「推薦状」についてですが、推薦状を2枚用意することが求められます。まず、研究室の教授には書いてもらうことをお勧めします。自分のことを他の教授より理解していると思うからです。2人目は授業を多く取っている教授に頼むこと、もしくは国際的に有名な先生にお願いすることをお勧めします。

これらの書類が用意できたら、早速出願をしました。ほとんどの大学院ではインターネットでの出願が可能です。時期にもよりますが、割と早く返事が返ってきたと感じます。長くても1ヶ月、早ければ2週間ほどで結果がわかると思います。僕は12月末に出願しました。その時期はクリスマスシーズンだったので、結果が知らされるのは少し時間がかかりましたが、それでも3週間ほどでした。他の大学院に出願した際も、2週間ほどで結果を知らされました。

次回は大学院より入学許可証が届いてから出国までに取得が必要なVISAについて書こうと思います。

                    

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プロフィール
名前:ハルキ
連載タイトル:ベルギー留学記 〜アントワープ大学〜
紹介文:日本生まれ。アメリカ、横浜、東京で育つ。神戸大学を卒業後、2019年9月よりベルギーのアントワープ大学大学院の修士課程学生。専門分野は輸送交通科学。



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