2024-6-6

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オメガング ‐ Ommegang


グランプラスで行われる神聖ローマ帝国カール5世の来訪を再現する時代絵巻。ユネスコ無形文化遺産の荘厳なスペクタクル。

目次
• 「オメガング」の起源
• 繰り広げられる時代絵巻
• グランプラスで鑑賞しよう
• グランプラス以外でも楽しめるルネサンス村
• 石弓(クロスボウ)射撃の競技
• パレードもショーの一部



「オメガング」の起源

起源は14世紀半ばにさかのぼります。「オメガング」とは、古いフラマン語で「輪になって歩く」という意味で、14世紀にサブロン教会に祀られたマリア像を囲んで行進したことが起源とされています。 ※"omme" (around) "gang" (walk)
当初、射手によって組織されたノートルダム・デュ・サブロンに敬意を表した行列でした。1549年に神聖ローマ帝国カール5世が来訪した際、ここぞとばかりにアピールするために参加しました。それがのちに、訪問したときの様子を再現する祭典となりました。今では現代的な音と光のステージングと

繰り広げられる時代絵巻
1400人の市民によるショーは、楽隊とともに、皇帝カール5世、宮廷貴族、騎士などが登場するほか、竹馬戦や旗振り隊によるパフォーマンスもあって見応えがあります。
毎年、伝令官役として俳優など有名人が出演します。



皇帝と貴族に扮するのは、当時の貴族の末裔だというから驚きです。


力強い旗のパフォーマンス。一糸乱れぬ演技は見事!
空高く投げ上げられた旗も圧巻です。


様々な旗を掲げて登場する騎馬隊たち。 馬の毛並みも美しく、実に優雅です。


ショーの後半に行われる、高い竹馬のようなものに乗った青年たちによる一騎打ちの様子。
ダイナミックな伝統競技に多くの歓声があがります。


グランプラスで鑑賞しよう

ショーは、グランプラスに特設観客席を設置して開催されます。
歴史あるギルドハウスをバックに鑑賞すると、タイムスリップしたかのようです。
座席は完全予約制で有料です。 ショーが始まる前にはグランプラスが閉鎖され、チケットのない人は入ることができなくなってしまいます。また、チケット観客席の通路は通りにくいため、人が着席してからの席探しは大変。早めに到着したほうがよさそうです。会場は20時から入ることができます。

ネット予約はこちらから →https://www.ticketmaster.be/artist/ ommegang-tickets/939811?language=en-us

ショーは雨天決行ですが、観客席で傘をさすことはできません。レインコートや雨用帽子などのご用意をおすすめします。絶対に雨にぬれたくない方は、屋根付きのVIP席もあります。


グランプラス以外でも楽しめるルネサンス村


サブロン広場では、中世を再現したルネサンス村(Le village renaissance)が出現し、当時の傭兵部隊の生活の様子を見ることができます。また、騎乗一騎打ち試合も披露されます(時間はプログラム参照)。本物の職人による工芸品のマーケットが並びます。『La Terrasse du Sablon』ではオメガングビールを楽しめます。開場時間は例年12:00から20:00頃まで。最新のスケジュールは公式サイトでご確認ください。

石弓(クロスボウ)射撃の競技

例年19:30頃から、サブロン広場のノートルダム教会前で開催されます。勝者には『黄金の矢』を手にグランプラスに向かう名誉が与えられます。

パレードもショーの一部

グランプラスでのショー開始に先立ち、王宮前広場から先発行列隊が出発します。行列はサブロン広場で石弓射手などのグループと合流し、グランプラスに向かいます。また、ショーの主役であるカール5世を乗せた馬車もノートルダム教会で先頭に加わり、いっそう盛り上がります。

  • 20:15 カール5世の馬車が王宮前公園を出発
  • 20:40 先発行列隊が王宮前公園を出発
  • 20 :50 皇帝一行が加わり、本行列がサブロン広場を出発

【Ommegang】

公式サイト: http://ommegang.be/


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