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ベルギーでのお勧めレストラン・カフェの情報です。 |
Loterbol(ローテルボー)醸造所 「週末醸造家のビールを味わう」 |
![]() ディーストには以前20以上の醸造所があったそうですが、1970年代にすべて閉鎖されてしまい、町から醸造所が消えてしまいました。このLoterbol醸造所は、本業はビールの輸出入業ですが、1995年から醸造を開始し本業の傍らで醸造を行ういわゆる“日曜醸造家”です。日曜醸造家と言ってもビールはかなり本格的でとても美味しいです。 お店の目印は可愛らしい道化師のような絵の看板です。月一のオープンということで、カフェには座りきれないほどの人たちでごった返していました。地元の人や本格的なカメラでビールの写真を撮っているマニア風な人などなど皆さんここのビールを愛している感じが伝わってきます。 ![]() そして目的の醸造所見学ですが、一向に見学が始まる気配がありません。おかしく思ってカウンターのお兄さんに聞いてみると「あと2,3分分で始まるよ」とのこと。しかしビールを飲みながら数分待ってみますが始まる気配なし。10分ほどしてからもう一度聞いてみるとなんともう始まっていました。お客さんが誰も動いていないから気付きませんでした。醸造所見学目的の人はほとんどいないようです。 急いで店の奥の醸造所に行くと先客が2名、オランダ語で説明を受けていました。「英語がいい」と伝えると「じゃあこの後説明してやる」ということで、設備を眺めながら待つこと数分。恰幅のいいおじさんが英語は苦手と言いつつもちゃんと説明してくれました。 醸造所はとてもこじんまりしており手作り感満載。1工程ずつの設備はそれぞれ1~2台といったところでした。1階にモルトを粉砕する機械や、様々なタンク(ガスタンク、ウォータタンクと記載あり)がありました。 2階には可愛らしい赤いタイルがあしらわれた煮沸釜が。 今までメタリックなものしか見たことがなかったのでとても珍しかったです。 他にも濾過をする機械(これもまたレトロ)もありました。 ![]() ![]() ![]() もはやアンティークのビールを運ぶ荷車や、瓶詰め機が置いてありました。奥の方には最近海から引き揚げたというボロボロの荷車が。今からこれをキレイにするんだと嬉しそうに話していました。何度も「これは趣味だ」とおっしゃっていましたが、ビール関連のアンティーク収集だけでなく、ビール造りの方ももはや趣味の領域だなという感じです。本当にビールが大好きで楽しんでやっているというのが伝わっています。
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【Brouwerij Loterbol(ローテルボー醸造所)】 住所:Michel Theysstraat 58a, 3290 Diest 訪問予約:不要 時間:毎月第1土曜日の16:00~深夜 HP: http://www.loterbol.be/ *見学は無料、ビールは有料 |
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