ベル通 フェイスブック


広告受付中です。様々な種類をご用意しています!詳細はこちらから。
スタッフ募集中。楽しくベルギーを発見してみませんか?スタッフに関する詳細は「こちら」でご覧下さい。メールにてご連絡ください。







 

座談会を開催しシリーズでお届けします!
No.2 冬のベルギー生活   2012-1-29
いよいよ11月から冬時間。長い長いヨーロッパの冬の始まりです。

夏とは打って変わって日照時間も短くなり、家の中での時間が増える冬。生活もがらりと変わります。

冬の楽しい過ごし方は?オススメのイベントは??寒さ対策は皆どうしてる???などなどお話を伺いました。

座談会にご参加いただいたのは以下の5名の女性。
Aさん:ベルギー在住3年。小さいお子様のいらっしゃるお母さん。
    体が冷えやすいのが悩みだそう。
Bさん:ベルギー在住5か月。ベルギーでの冬は初めてですが、
    アメリカの寒い地域での外国生活の経験がある。
    「子連れの冬の楽しみ方は工夫しています。」と心強いお母さん。
Cさん:ベルギー在住20年。ベルギーで長く仕事をしているパワフルな女性。
Dさん:ベルギー在住6か月。 ベルギーでの冬は初めて。「どんな冬になるのか、ドキドキです。」
Eさん:ベルギー在住3年。子供なしの駐在妻。
    「冬の暗い時間にひとりで過ごす時間にはだんだんと慣れてきました」

◆まずは、寒さ対策。ベルギーの寒い冬を乗り切るコツは?

スタッフ(以下S):冬を乗り切るためにはまずは寒さ対策!!厚着をするのは、あまり見た目にスマートじゃないですよね?効率的に体を温める方法や、カッコ悪くならない厚着のコツはありますか?

Aさん:  体全体に厚着をすると動きにくくなってしまうので、あまりモコモコにはしませんが、足首、手首、首、の3点を温めると体がぽかぽかするので、それだけでも大きな違いですよ。

Eさん: ユニクロのヒートテックは優秀!私はヒートテックのレギンスを愛用しています。人前で絶対脱げないけど(笑)。

Cさん:  体全体を温めるときは湯船に入ります。その時は日本から持参した入浴剤を使っていますが、重層+海の塩+エッセンシャルオイルを混ぜてもGOODです。

※エッセンシャルオイルは妊娠中など状況に応じて使えない種類のものがあります。ご利用の際は良くご確認のうえ、お使いください。

Aさん: フットバスだけでも体全体が温まるので、忙しい方にはフットバスがオススメです。

S: 体の中から温めるのには、キムチや生姜も良いと聞いたことがあります。

Bさん: コリアンマーケットにある、ゆず茶は生姜のしぼり汁を加えても飲みやすいし、体も温まるので一石二鳥。

Eさん:  以前ベル通でも掲載されていましたが、EDEN で売っているしょうが飴も美味しいし、体が温まりますよ。

Aさん: それと、忘れてはいけない事。ベルギーでは室内は暖かいので、室内と外との気温差が激しいです。基本ですが、脱ぎ着しやすい服装を心がけるのも重要ですよね?

◆最近よく耳にする「冬季うつ」って何?

Eさん:  最近は日本でもよく耳にするようになった「冬季うつ」、以前に私もそれになりかけました。ネットで調べたのですが、冬になると日照時間も減り、そうすると脳内のセロトニンが減少するらしいです。それによって「うつ」と同じ症状が引き起こされるそうです。私の場合は、冬に「ちょっと落ち込んでるなー」という状況があって、そこに大きな落ち込む出来事が重なって、“完全に落ち込んだ”状態になってしまいました。3、4か月で回復したので、初期症状だったと思うのですが、深刻化していたらどうなったか…。想像するだけでも怖いです。

Cさん: 光が少ないだけで、落ち込む気持ちは私も長年ベルギーに住んでいるので分かります。ベルギー人でも冬季うつになる人多いみたいですね。太陽光と同じような光を出すライトが売られているので、試すといいかも。その光を見たり、浴びたりすることでセラピーになるそうですよ。冬場になると電気屋さんに並ぶので、一度見てみるといいかもしれないですね。

Eさん:  へー。そんなものがあるんですね。もっと早く知っていればよかった。

Cさん:  あとは「自分と向き合いすぎない時間」を作ることも大切。落ち込む要因と関係ないことをたくさん考えたり、逆になーんにも考えない時間を作るのも大切ですよね。

S:   例えば、習い事をしたりとか??

Cさん:  そうそう、あとは体を動かすのもいいですね。例えばダンスとか、体を動かすだけでなく、動きを覚えることで頭がいっぱいになる。心にも体にも効きます。時間がない人はストレッチだけでも良いですし。特に股関節まわりのストレッチは良いですよ。

Bさん:   これも王道ですが、やはり少しだけでも外に出る、というのも大事かな。天気が悪いとなかなか活動的になれませんが、その重い腰を上げて、外の空気を吸うだけでも大きな違い

S:   12月はクリスマス、1月はセール、2月はマルディ・グラのカーニバル(※1)など、イベントも盛りだくさんなので、寒いけど外に出る楽しみもたくさんありますね。

◆家ごもりの多くなる季節、おうちでの楽しみ方や工夫は?

Eさん:   家の中を快適にするために、我が家では空気清浄機を使っています。空気清浄と一緒に部屋の保湿もできるものが便利です。 あとは、気分を入れ替えるためにアロマをたいたりもしています。

Bさん:  日本から持ってきたホットカーペットが重宝しています。子供が床に座って遊ぶので。あとはコルクのマットも。これだけでも結構暖かいです。

Aさん:  家の装飾に凝ってみるというのも手ですね。クリスマス時期にはツリーを飾ったり、壁や窓に貼れるシールでデコレーションしてみたりするのも素敵。 ただ、家にいることが多くなると子供の元気が有り余ってしまうので、室内に遊具のあるファーストフード店や屋内遊戯場に行って、たくさん遊んでもらいます。

Cさん:  映画やDVD鑑賞もおすすめ。オランダ語圏のテレビ局は、映画が吹き替えではないので、もし日本の映画やアニメが放送されていたらラッキー。 日常放送されている番組でも、料理番組やダンスコンペの番組などは言葉が分からなくても、見ていて面白いです。 子供もアメリカのアニメとか見ると英語教育と娯楽の一石二鳥かも。

Bさん:  私は家での趣味を増やしました。クラフト、編み物、ビーズ、料理などなど。得意な人に教えてもらって、友人で集まって趣味の会を開いていました。昼に集まって、晩御飯をみんなで作るのもおすすめ。その日の夕食のおかずにもなるし、遊んでいるという罪悪感も少ない(笑)。

Dさん:  いいですね!!色々な人のレシピを勉強できそうですし!

Bさん:  そうそう!意外と自分が簡単だと思っているものでも、他の人からみたら珍しいものってあるみたい。勉強にもなるし、意外と知らないヨーロッパ野菜の使い方も知ることができることもありますよ。

◆外でのアクティビティ、気軽に行けるイベント・場所は?


S:    真っ先に思いつくのは「クリスマスマーケット」でしょうか??

Eさん:   ブリュッセルのサンカトリーヌ広場のがベルギー最大のクリスマスマーケットですよね?あそこはかなり広いですし、店も楽しめます。 あとは、アントワープのクリスマスマーケットもブリュッセルと また一風変わった露店で目新しいものがありました。ベルギー以外では、フランスのストラスブールに行ったことがあるのですが、どなたか近隣国まで足を伸ばした方いらっしゃいますか?

Aさん:  はい!個人的にはドイツのクリスマスマーケットがオススメです。いくつか行ったことがあります。ケルンは大聖堂の前にマーケットが並ぶのが素敵だし、 ファルケンブルグは洞窟の中にマーケットが並んでいて、不思議な空間です。ベルギーから車ですぐ行けますし、ベルギーのマーケットともまた少し趣が違って楽しいです。

Dさん:  ドイツならモンシャウ や アーヘン も有名ですよね。行ってみたいな~。

S:    他には何かオススメありますか?

Aさん:  スキーリゾートもいいですよ。少しお値段が張ってしまいますが。道具もウエアもレンタルできるし、託児施設があるところもあるので、大人だけで楽しめるのもポイントですね。スキーのシーズンは春先まで続くみたいなので、まだ行こうか悩んでいる方でも時間に余裕がありますよ。

Cさん:  私はオーケストラを聴きに行っています。ボザールでは色々なイベントが催されていますし、きっと気に入るものがあると思います。

Eさん:   ベルギーはオーケストラも(日本と比べると)安いですし、思ったほど敷居が高くないと感じました。知っている曲や作曲者のものなら、とっつきやすいですし。ボザールのイベント調べてみようかな。

◆冬場ならではの注意点は?

Aさん:  特に子供は風邪をひきやすくなりますよね。私は(賛否両論ありますが)ホメオパシーやビタミン剤を使うこともあります。あとは、座談会の始めのほうでも話題になりましたが、様々な方法で体を温めますね。

Bさん:  一軒家に住んでいる方は特にですが、家から車道までの間に雪が積もった場合、自分で雪かきをしなくてはいけない「義務」があるそうです。もし雪かきをしていなくて、誰かが滑ってケガでもしたら、家主の責任になるそうです。

Cさん:  あとは、冬場は旅行に行ったり、日本人の方の場合は里帰りをしたりという機会が増えますよね?家を空ける機会が多い時は空き巣に狙われやすくなるそうです。事前に空き巣対策をしておいた方がいいと思います。

S:  最後に 少し脱線しますが、冬に「必ず食べておけ!」というオススメはありますか?

Eさん:  カキ!! ムール!! とにかく貝類でしょう!!

Cさん:  寒いときにはこってり系もいいですね、クリームのクロケットとか、シコンのグラタン、ワーテルゾーイとか。ベルギーの南の方では“マス”も有名ですよね。

Dさん:  チーズフォンデュ、ラクレット、オイルフォンデュなんかはどうですか?オシャレだし大勢で楽しくできそう。あ、もちろん鍋も!

S:  いろいろな情報をありがとうございました!!

※1マルディ・グラのカーニバル
マルディ・グラとはフランス語で「太った火曜日」という意味。マルディ・グラの日程はイースターの日に影響を受けて前後するため、3月になる場合もあります。その昔、キリスト教ではキリストの復活祭までの40日間は肉を一切食べなかったそうです。その、肉を一切食べない期間(四旬節)直前にあたる火曜日に食いだめをしておこう、という日が「マルディ・グラ」。現在はパレードや食ベものを中心としたお祭りになっています。

<<前回へ  次回へ>>

ホームへ  座談会リストへ