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1. ベルギー留学を決めるまで
 初めまして。ベルギーへ留学予定の「ハルキ」です。この度、留学について連載を担当させて頂きます!

 第1回目は僕がベルギーへ留学をするとなった経緯から紹介しようと思います。日本人として考えると留学はアメリカ、イギリスやオーストラリアなど英語圏の学校に渡ることが一般的であると考えられます。それはおそらく、英語を学ぶことが重要である場合や留学エージェントなどがそれらの国への留学を促進しているからでしょう。しかし、僕はベルギーへの留学を決めました。日本人の大半がこう感じるでしょう、「ベルギーってどこだっけ?」「なんでイギリスとかじゃなくてわざわざベルギー?」と。そんなベルギーに留学するメリットは留学がメジャーな国が持っていないものがあると感じています。

 まず、1つ目は「どのような勉強をしたいか」ということに焦点を当てます。僕は港湾や海運の研究を大学時代に行っていた経緯から、欧州で最も大きな港の一つを要するベルギーに大変興味がありました。欧州で最も大きな港はロッテルダム港ですが、それに次いでアントワープ港は発展しています。このことから、それだけ多くのものや人が行き来していることが分かります。自分の勉強したいことができる環境がベルギーにはありました。

 2つ目は言語でした。私は留学に行く際に専門分野の研究ということが目的であったため、語学学校などは視野に入れていませんでしたが、英語で授業ということは必須条件でした。ベルギーでは3カ国語(オランダ語、フランス語、ドイツ語)が公用語となっておりますが、英語で行われている授業が多数存在しています。このことからわかるように、ベルギーへ留学することによって英語で授業を受けながら、生活では複数の異なる言語に触れられることができるので大変魅力に感じます。

 3つ目は、少し卑しい話になりますが学費です。イギリスやアメリカの大学に比べて、ベルギーの大学の学費は極めて安いのです。確かにアメリカやイギリスの大学は世界ランキングで上位を占めていますが、ベルギーも言わずと知れた名門校が存在します。それらの大学は世界トップレベルの授業をリーズナブルな学費で提供しています。  

 そして、最後4つ目は食事です。留学とは、現地の人となり、現地の生活に染まることも魅力の一つだと思います。現地の生活で大きな影響を持つものは食事でしょう。ベルギーの食事は「質のフランス、量のドイツ」と言われているのを聞いたことがあります。フランス料理のように繊細で、ドイツ料理のように大胆ということでしょうか…。私自身、これを書いている時は未だ渡白していないのですが、渡った際にはその噂の真実を知ることになるでしょう。



 次はなぜアントワープ大学(オランダ語でアントウェルペン大学)に進学しようと決めたのかを綴りたいと思います。アントワープ市はフランデレン地域のアントワープ州にある都市で、ブリュッセルに次ぐ大都市となっています。アントワープ市には、欧州第2の港があり、欧州の貨物の出入り口と言っても過言ではないでしょう。そのため、アントワープ大学では海運や空運を専門として研究所が存在し、世界を牽引しています。そこには世界から、自分の専門分野を極めようとする多くの学生が集まり、国際的な学会が開かれています。私は大学で港湾や海運について学んでおり、将来研究者をして食べていくことを志しました。研究者として生きていくには、世界と戦うことや協働することが不可欠になります。早いうちに海外で経験を積んでおくべきだと強く感じ、アントワープ大学大学院に進学しようと思いました。

次回は留学に際し、必要となってくることを紹介していこうと思います。ベルギーへの留学は他の国に比べて、大変骨を折ると言われていますが、まさにその通りでした。


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プロフィール
名前:ハルキ
連載タイトル:ベルギー留学記 〜アントワープ大学〜
紹介文:日本生まれ。アメリカ、横浜、東京で育つ。神戸大学を卒業後、2019年9月よりベルギーのアントワープ大学大学院の修士課程学生。専門分野は輸送交通科学。



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